隣の人は自分と同じとは思わない方がいいですよ。あなたと私は違うのです。違った部分については、より理解しようとするとか、より尊敬するとかしなくてはいけないのではないでしょうか。“異人”という言葉。あれ、“異なる人”と書くで […]
3年越しで外国との接触を断たれた日本人の人々が、外国人の入国に一定の警戒感を抱くのは無理もない。だが、現状維持に安住する鎖国政策を敷いた日本のソフトパワーの衰えは、国の将来に深い爪痕を残しつつある…… 日本経済新聞5月1 […]
権力にはしばしば偽善が伴う。冷戦時代、米国は民主主義を標榜しながら、収奪や大量殺人に手を染めるならず者政権を世界各地で擁立したり、支援したりしてきた。おそらくEUはこの先も本音と建前を使い分けていくだろう。身勝手な利益を […]
「権力とは魔物である」と言われます。それまで謙虚であった人も、実際に権力を握り、自分の一声で他者が意のままに動くことを経験すると(してしまうと)、それが権限のおかげではなく自分の能力の高さである、と勘違いしてしまい、人の […]
孤独は不安や恐怖を助長する。そして排斥、強権、不寛容を特徴とする右派のイデオロギーにいざなう…… 4月19日の日本経済新聞朝刊、『Deep Insight…「孤独が支えるトランプ現象」』の中の一節です。前回のコラムは、S […]
栢 : プーチン大統領が一番目指しているものは何でしょうか。強い国をつくることでしょうか。国民を豊かにすることでしょうか。それとも、ほかのことでしょうか。 ヤコブレフ : 分からない。強い国について言えることは、強い国と […]
前回のコラムの最後でSさんは、「私は大手企業から革新的事業が生まれるのは、本当に稀なことだと感じています。それをY社は実現しました。その背景、理由を私なりに整理しています」と話しています。今回も引き続き、若手A課長との1 […]
前回のコラムの最後にA課長は、「真逆!が、まさにキーワードですね。弊社を支えるもう一つのブランドの始まりも、その真逆ですから…」と話しています。今回はその続きとして、架空のZ社が1980年代に手掛けた新規事業をテーマに、 […]
今回のコラムは、Z化粧品会社(架空)に所属するA課長(心理学を学びコーチングの資格を有する若手課長)と、部長職で定年退職後を迎えA課長のチームに再雇用(平社員)として加入したSさんによる「化粧品業界の変遷」をテーマに、1 […]
前回の1on1ミーティングで、ソニーとホンダの異業種提携にインスパイアを得たSさんは、「次回の1on1は、新規事業開発をテーマにやってみませんか?」と、A課長に提案しています。今回のコラムはその続きの1on1です。 企業 […]
「リーダーシップ理論の変遷」を大枠のテーマとして重ねてきた1on1ミーティングも前回で完結することができました。今回からは、新たなテーマを設定し展開することにします。 1on1ミーティングは対等の立場でコミュニケーション […]
責任者がひとりという状態が普及しているせいで、社会全体が重荷を背負う羽目になるだろう。リーダーシップよりも、支配力の方が優先されるからだ。若者たちは、頂点に立つために繰り広げられる不健全な奮闘を目の当たりにする。有能な人 […]
心理学を学びコーチングの資格を持つA課長と、部長職を経験し定年を経て再雇用としてA課長のチームに配属されたSさんとのバーチャル1on1ミーティングも、かなりの回数となっています。その1on1も「リーダーシップ理論の変遷」 […]
今回は、『1兆ドルコーチ』からインスピレーションを得て、コラムを進めてみようと思います。この単行本の翻訳版は、2019年11月にダイヤモンド社から発刊されています。その第4刷の帯には次のようなメッセージがプリントされてい […]
哲学とは、「過酷な日々と多幸感が織り交ざる人生を通じて、その人の内部に根付き確立していく信念」…このようにSさんは自己流の定義を披露した上で、「まだ自分なりの信念が確立していない、現在進行形で探索中…」と、前回の1on1 […]
テーマリーダーに不可欠なコーチング型マネジメントの考え方と基本 日時令和4年2月16日(水)午後2時~4時 開催場所オンライン開催(ZOOMライブ配信) 参加費無料 オンラインセミナー(Zoomライブ配信)リーダーに不可 […]
前回のコラムで『サーバントリーダーシップ』は、「サーバントとリーダー…このふたつの役割を、実在するひとりの人間が併せ持つことはできるだろうか 」というグリーンリーフの言葉から始まることを紹介しました。 この言葉は、グリー […]
世界中で4000万部以上発行されたベストセラー書籍である『7つの習慣』の著者、スティーブン・R・コヴィー博士が、ロバート・K・グリーンリーフの『サーバントリーダーシップ』25周年記念版(日本語翻訳版は2008年12月に「 […]
変革型リーダーシップは、1980年代頃から提唱が始まったカテゴリーです。変化の激しい状況を受けて、「生産性や効率をいかに高めていくか」がテーマの中心であったリーダーシップ研究が、「組織改革」「フォロワーの意識改革」こそが […]
「リーダーシップ理論の変遷」の4回目は、カリスマ的リーダーシップを取り上げます。カリスマ的リーダーという言葉は、カリスマがキリスト教の「神の賜物」に由来することから、一般的には超自然的な力、非日常的な力を有する特別な資質 […]
新型コロナウイルスが確認された2年前に感じたことを思い返しています。「まさかコロナが2年経っても終息しないとは…」との思いを、2021年の年末になって世界中の人々が共有することになると、誰が想像できたでしょうか。 12月 […]
Re・rise News:コーチングを通して『幸せ創造企業』が増えますように/五十嵐 久(いがらし ひさし)さん
今回のテーマは、条件適合モデルへの帳を開いたフィードラーの「コンティンジェンシー理論」を発展させ、部下の技能(パフォーマンス)と意欲(コミットメント)の高低に応じて、リーダーシップスタイルを変幻自在に変えていくことを説い […]
コーチングの3原則とは、双方向(インタラクティブ)、個別対応(テーラーメイド)、現在進行形(オン・ゴーイング)のことです。 1on1ミーティングはこの3原則が自然に組み込まれていることが求められます。 双方向… 上司と部 […]
前回のコラムは「リーダーシップ行動理論」を取り上げました。その代表理論である三隅二不二の「PM理論」を中心に解説しています。 行動理論とされる理論にはこの他にも、レヴィンの「リーダーシップ類型論」、リッカートの「マネジメ […]
「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、三者のリーダーシップの共通項は?」と問われて、あなたは何と答えるでしょうか? 多くの経営者、そして識者に「リーダーシップとは?」と尋ねると、おそらくさまざまな回答が返って来ると想像します。 […]
前回のコラムは5歳児の孫娘とのかかわりを通じて、発達理論とコーチングを語ってみました。今回は、ハーバード大学教育大学院教授のロバート・キーガン教授が提唱した「成人発達理論」を取り上げることにします。 発達理論というと、子 […]
最初に「自己肯定感」と「自己効力感」の定義をおさえておきましょう。 「自己効力感」は心理学の分野で「self-efficacy」として定義されています。対して「自己肯定感」は、一般的な用語として使われている印象です。ただ […]
「成功の循環モデル」とはマサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した、組織を活性化させるためのシステム的なアプローチです。 「どうすれば組織は活性化するのか?」という命題は、組織論にとどまらず、モチベーション理 […]
レジリエンスの狭義の意味は「弾力性」です。元来は物理学等で使用される表現ですが、「回復力」「復元力」として肯定的な心理傾向や企業体質を表す言葉として用いられるようになりました。日本でも英語のままカタカナで表記されるように […]
ビジネスコーチングとは、ビジネス上の成果や問題解決を主なテーマにコーチングを展開していくコーチングの一分野です。新型コロナウイルスの蔓延によってリモートワークが身近な勤務形態となり、ビジネスシーンが激変しています。ビジネ […]
メタ認知(meta-cognition)とは、対象に対して高い次元でその実体を把握できている状態のことです。英語のメタ(meta)は、連結した単語の意味に再度フォーカスすることを促す接頭語です。つまり「認知していることを […]
「このままじゃダメだ」ということだった。 だからこそ、社長就任を断るという選択肢は、私の中にはなかった。 この時点でソニーの連結社員数は16万2700人。最初は会社のあまりの大きさに気が遠くなる思いだった。しかも、社内に […]
プレイステーションはゲーム機として初めて累計販売台数が1億台を超える大ヒットになったのだが、2000年に発売したプレイステーション2はさらに輪をかけて飛ぶように売れていった。結局、累計で1億5000万台を突破し、本書執筆 […]
「STRATE[ストラテ]−優良業者/専門家の比較、紹介サイト-」に弊社のインタビュー記事が掲載されました。 STRATE:『エグゼクティブコーチング』に尽力する、株式会社コーチビジネス研究所とは?
「3度の逆転劇」に隠された秘密とは? ……未曽有の危機に直面した社員たちの心に火をつけ、蘇らせたのは出世競争とは無縁の異端児かつ、しなやかな信念だった……いま明かされる「平井流経営哲学」 と書かれた、カバー表紙のコピーに […]
「1on1・・・ね、うちでもやってるよ」 リーダーの皆さんに聞いてみると、多くの人がそう答えます。しかしながら、そんなリーダーの声を詳しく聞いてみると、従来型の一般的な『面談』と変わらない認識をされている方がほとんどです […]
「日本資本主義の父」という呼称の裏付けとして、第一国立銀行をはじめとする「500社に及ぶ企業、そして社会事業として600の団体の設立に関与した」という実績がセットとして語られます。この圧倒的な数、しかもその中には、今日に […]
<井上> 彼自身の中では企業経営と社会事業との間に区別がなかったのだと思います。むしろ企業経営も社会事業の一環だと思っていたのではないでしょうか。世の中のインフラを整備するという事業に必要なものが、企業だったり社会事業だ […]
今まで孔子の教えを信じる学者が、彼の教えを誤解していたなかでももっとも甚だしいものは、「富と地位」と「経済活動」の二つの考え方であろう。彼らが『論語』を解釈したところによると、「道徳と思いやりの政治を掲げて、世の中を治め […]
世間には、随分と自分の力を過信して非望を起こす人もあるが、あまり進むことばかり知って、分を守ることを知らぬと、とんだ間違いを惹き起こすことがある。私は、蟹は甲羅に似せて穴を掘る、という主義で、渋沢の分を守るということを心 […]
三菱の先代岩崎弥太郎は、多人数の共同出資によって事業を経営する事に反対した人である。多人数寄り集まって仕事をしては、理屈ばかり多くなって、成績の挙がるもので無いというのが弥太郎の意見で、何でも事業は自分一人でドシドシ経営 […]
『論語と算盤』を思想的な基盤として「合本(がっぽん)主義」を語り、階級に関係のない平等を唱え、物事は熟議を尽くして意思決定する。経営は公益を理想とし、そのことを追求することで真の目的が達成できる。これが「渋沢栄一の世界観 […]
…私は、その初め幕府を倒すのを志にしたほどのものゆえ、幕府を倒して出来た新政府に対して決して悪感を抱いていたわけではないが、薩人が暴戻(ぼうれい=あらあらしく道理に反する行為)であるとの感は多少あったものである。 前回の […]
<質問> 1983年4月15日、東京ディズニーランドが千葉の浦安に開業しました。さて、米国のディズニー社に、ディズニーランドを日本に誘致する際の候補地として、当初日本側が自信をもって提案したエリアはどこだったでしょうか? […]
…次に、渋沢についての紹介を具体的に始めているが、極めて厳しい見方が展開されているので、主な点を引用する(「 」は直訳)。 「渋沢はヨーロッパではほとんど知られていない」。モーは、ノーベル研究所にある日本関係、日米関係の […]
…会議が終わると、空港までフィッシュホフを車で送ることになった。空港に向かう車の中で話していて、フィッシュホフがイスラエルのヘブライ大学で心理学の博士課程をとったことを知った。彼はそこで、私が名前を聞いたこともない2人の […]
行動経済学の「理論」について、これまで数回に亘って解説してきました。今回のコラムは、行動経済学の「理論」が「実際のビジネス」の中でどのように生かされているのか、いかに「実践」に役立つのか、そのことをリアルに実感できる格好 […]
…ある人のたった一つの目立つ特徴についての判断に、すべての資質に対する評価を一致させるよう仕向けるのがハロー効果だからである。たとえばあるピッチャーが精悍な顔つきの大男だと、きっとすごい球を投げるだろうと考えやすい。 ハ […]
本を書く人なら誰でも、読者が自分の本から得た知識をどんな場面で活用するのか、頭の中に思い描いているのではないだろうか。 私の場合には、それは、オフィスでの井戸端会議である。意見を交換し噂話に盛り上がる、あれだ。 「序論」 […]
コーチングをビジネスとして成り立たせるには何が必要でしょうか?コーチングを学び、コーチの資格を取り、スキルを磨き、コーチング・セッションの経験を積むことでしょうか? もちろん、これらはとても重要ですが、これだけではビジネ […]
……お父さんが、なくなってからは、僕の生活も滅茶滅茶だ。お母さんは僕よりも、山羊のおじさんのほうに味方して、すっかり他人になってしまったし、僕は狂ってしまったんだ。僕は誇り高い男だ。僕は自分の、このごろの恥知らずの行為を […]
<王> 「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」(太宰のト書的表現省略) <メロス> 「市を暴君の手から救うのだ」(同省略) まずは『走れメロス』のなかの、王とメロスのやりとり(会話)だけをピックアップしてみます。 […]
私たちはみんな、ただの人間、つまりホモサピエンスである。問題はむしろ、経済学者が使っているモデルのほうにある。そのモデルでは、ホモサピエンスの代わりに「ホモエコノミカス」と呼ばれる架空の人間が設定される。「ホモエコノミカ […]
<問題> あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。 裏が出たら100ドル払います。 表が出たら150ドルもらえます。 このギャンブルは魅力的ですか? あなたはやりますか? 前回のコラムの最後にこの質問を提示していま […]
あなたならどちらを選びますか? A コインを投げて表が出れば100ドルもらえるが、裏が出たら何ももらえない。 B 確実に46ドルもらえる。 カーネマン教授とトヴェルスキー氏の同志的つながりについて語ります。 ノーベル経済 […]
「心理学とコーチング」というタイトルを冠したコラムを昨年の2月8日からスタートし、今回で57回目を数えることになりました。 そして、前回のコラムで16回にわたって書き続けてきたロジャーズを終える、とコメントとしています。 […]
私は3月22日のコラムで、「自分が大きな社会的勢力を獲得している」ことを自覚したロジャーズがどのような行動をとっていったのか、以下のようにコメントしました。 ……では、「自らが社会的勢力者≒大きな政治力を有した存在」であ […]
4月12日(月)9:00~9:30 東京MX(9ch)の『HISTORY』という番組に出演します。 モデルの藤井サチさんと対談させて頂きました。
最初に、ある人からの手紙を受けたその返信(最後の箇所)を紹介します。 (前略…以下の内容は全体の約3%です。この終結に至る前に多くの文字が綴られています) 文化の発展が人間に押しつけたこうした心のあり方……これほど、戦争 […]
2回にわたって、『ロジャーズ選集(下)/援助専門職の政治学(第25章)』を解説してまいりました。今回のコラムでも取り上げ、この第25章の完結編としたいと思います。 クライエント・センタード・セラピーへの猛烈な反対が、その […]
前回のコラムで、ロジャーズの次のような例え話を取り上げました。 つまり、その男が後で友人に語って、「ねえ、自分はそれまで散文を話し続けたのに、そのことをちっとも知らなかったんだ」、というものである。 その後にこう続けます […]
交流分析を2回続けたところで、ロジャーズに戻って解説してみようと思います。ロジャーズの晩年です。政治的人間になっていくその姿を描いてまいります。取り上げるのは、1977年に発表された「援助専門職の政治学」です…『ロジャー […]
前回に続き、バーンの交流分析を取り上げます。今回は、4つの骨子の2番目である「交流パターン分析」を解説してみましょう。 バーンは、人と人のやりとりには3つの基本形があるとしています。 ①相補的交流(心地よい会話) 質問や […]
前回は、ロジャーズ、スキナー、そして、村上春樹氏と河合隼雄氏の会話を通じて、「科学とは?」について考えてみました。書き綴っていくなかで、その前のコラムで取り上げた中野信子さんの『ペルソナ』にある「私はモザイク状の多面体で […]
今回のコラムは、ロジャーズが「心理学と科学」をどのようにとらえているのか、について取り上げてみましょう。 真の心理学という科学を樹立しようとするならばどうしても必要になる科学概念を、私たちは展開させようとしているだろうか […]
前回のコラムを書き綴るのと並行して、私は中野信子さんの『ペルソナ』を読んでいたのですが、TVやこれまでの著作から多くの人が感じていただろう「中野信子像」とは異なる姿が表明されており、大いなる興趣を感じることができました。 […]
エンカウンター・グループ(4) ロジャーズが始めたエンカウンター・グループを3回にわたって解説してまいりました。その間、私はコーチビジネス研究所の五十嵐久代表との出会いをどこかで語ってみたいな…と、思っていました。ロジャ […]
エンカウンター・グループ(3) 私がコラムで2回にわたって取り上げた、ロジャーズの「グループのなかで促進的な人間であることができるのか?」は、『ロジャーズ選集』の上下に収録された33の自伝、論文、論及のなかで、特にリッチ […]
エンカウンター・グループ(2) 私の希望は、徐々に、ファシリテーター(facilitator)であるとともに参加者になっていくことである。これは説明しにくいことで、私があたかも二つの異なった役割を意識的にとるような印象を […]
エンカウンター・グループ 河合氏と春樹氏のコミュニケーションを通じて、カウンセリング、そしてコーチングの奥深い世界を体験していただいたところで、ロジャーズに戻りましょう。 自分のサイコセラピーがいかに科学としてのスタンス […]
<村上> ぼくは実は今、ノンフィクションの本を書こうと思って、そのリサーチのようなことをしているところなんです。ちょっと小説のほうは一服して、この1年はそれに集中してやってみたいという気持ちでいます。 テーマを定めて徹底 […]
ロジャーズについてのコラムを8回続けたところで、今回は河合隼雄氏と村上春樹氏のコミュニケーションを取り上げたいと思います。コーチングの基盤となったロジャーズについては、理論を中心に専門的な内容がしばらく続きました。この後 […]
世界の文化は、そのあらゆる局面でますます科学的に、ますます相対的になっていくように思われ、過去から受けつがれる堅固で絶対的な価値観は、時代錯誤であるように見える。おそらくさらに重要なことは、現代人が、あらゆる角度から互い […]
前回のコラムは、ロジャーズが1957年に発表した「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件」を中心に解説しました。これは『ロジャーズ選集(上)』の第4部からの引用です。今回のコラムは、この冒頭で選者がコメン […]
1956年にロジャーズは、米国で最も伝統があり最大の心理学の学会である、アメリカ心理学会(APA)の「Distinguished Scientific Contribution Award」を受賞します。この賞の日本語訳 […]
前回コラムの最後で、「…ロジャーズの考え方は時の流れと共に変遷していったことを指摘しました。 その変遷は、ロジャーズの活動の足跡を踏まえ、いくつかの段階で説明されています。 今回のコラムでは、その「段階の概説」を取り上げ […]
『ロジャーズ選集(上)』6章のタイトルは、「指示的アプローチ 対 非指示的アプローチ」です。内容は、ポーターによる『カウンセリング面接の手続きに関する測定尺度の展開とその評価(1941年)』という未公開論文のなかの資料を […]
前回のコラムは、『ロジャーズ選集(上)』のなかの、「第1部 私を語る」を取り上げました。この第1部は、ロジャーズが59歳(1961年)、70歳(1972年)、78歳(1980年)、そして最晩年の85歳(1987年)のとき […]
前回のコラムの最後に取り上げたロジャーズの言葉は、『ロジャーズ選集 カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文(H.カーシェンバウム, V.L.ヘンダーソン編/誠信書房(2002年2月15日第3刷)』のなかの一節で […]
今日コーチングが広がりを見せている、その背景に心理学が存在していることを、「心理学とコーチング」という大きなタイトルを冠にシリーズ化してきました。そのコラムの回数も34を数えます。その心理学の中でも、特にコーチングとの親 […]
今回のコラムは、奥の深いテーマを取り上げたいと思います。「女性と男性」です。まずは、アドラーの発言の紹介から始めましょう。『人間の本性 人間とはいったい何か(長谷川早苗訳)/興陽館(2020年2月15日)』の中からの引用 […]
これまでのコラムで、アドラーの無意識の捉え方が、フロイト、そしてユングと異なっていることを何度かコメントしています。アドラーは、意識と無意識をあえて分割しないで、全体的であるとし、「人は自然に形成される目的に向かって動い […]
「遊ばないで、ちゃんと勉強しなさい!」 この言葉を子どもに対して発したことのない親は、果たしているでしょうか? 今回のコラムは「子どもの遊び」について考えてみたいと思います。 アドラーによる1年間の連続講演(1926年) […]
前回のコラムではコーチングというより、カウンセリングに軸足を置いて記述しています。アドラー心理学においてもそのスタートは、臨床心理学(精神病理への対応)としてのカウンセリングです。ただしアドラー心理学は、そこにとどまって […]
前回のコラムで「アドラー心理学のどのようなところが批判されているのか」、について取り上げました。その一つに「アドラー心理学は、健常者にだけ機能する」がありますが、裏を返せば「健常者以外、つまり病(やまい)の状態にある人に […]
心理学とコーチングでアドラーを取り上げて以降8回目を数えることになりました。石川啄木の「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」ではありませんが、「アドラーの言葉」「アドラーの理論の概括」…と、大きなカテゴリー […]
アドラーは大人向けのカウンセリングだけでなく、児童教育に強い関心を持ち、後継者たちもアドラーの考え方を引き継ぎ、発展させていきました。 今日、アドラー心理学では、児童教育の方法について、 「勇気づけ」 「子どもが行う不適 […]
アドラーについては、「アドラー心理学の理論」に基づいて、オーソドックスな解説を心がけてきました。 今回のコラムは「インターミッション」という意味合いを持たせたいと思います。そこで恐縮ですが、以前私が執筆した『格闘するコー […]
「劣等性」は客観的なものである…この捉え方は、すごい発見だと感じています。ただ、そもそもは心理学用語であるinferiorityを訳した際に「劣等」を用いたので、日本語の響きとしては、「劣等性」と言われても、どうしてもネ […]
アドラー心理学は常に新鮮な気づきを与えてくれます。 私も折に触れ、アドラー、およびアドラーの後継者が書いた著作を引っ張り出して、自分を省みるのですが、そのたびに新鮮な気づきを得ることができます。面白いもので、昔読んだ本を […]
前回は、ライフスタイルはどのようにして形成されるのか? ライフスタイル形成に影響を与える要因とは何なのか? というテーマについてアドラーの考え方を解説しています。では、それが理解できた次のステップはどのように展開していく […]
アドラーが臨床医として、カウンセリングに臨む際に最も重視したのは、「クライアントのライフスタイルを見極めること」でした。今回のコラムでは、臨床医の側面として、アドラー最高の功績とされている「ライフスタイル」を取り上げます […]
前回のコラムはアドラーの言葉を紹介しました。今回はアドラー心理学の理論を解説してまいります。 構成は、最初に「どうしてアドラーはフロイトと袂を分かったのか」に触れます。その後で、アドラーの特徴的な理論についていくつかひも […]
心理学における3巨人のうち、フロイト、ユングについてコラムを進めてきました。今回からはアドラーを紹介してまいります。 今日のコーチングが成立する過程において、アドラーの思想、そして提唱した理論の影響は大きなものがあります […]
今回のコラムは、前回に引き続き、ユングの無意識の世界を探訪してみましょう。 ユングは無意識を、個人的無意識と普遍的無意識の2層に分けてとらえていることを前回のコラムで紹介しました。 河合隼雄氏は、『ユング心理学入門(岩波 […]
今回のコラムは、ユングの「無意識」を深堀りしてみようと思います。無意識をフロイトは構造論で示し、図式化したことは以前のコラムで紹介しました。その図式とは、卵型の楕円を描き、中央を横切る破線で上下に区分し、下方を「エス(無 […]
今回は「発達心理学」にスポットを当てようと思います。(前回のコラムでは「家族心理学」をとりあげました。)人の問題行動を考える場合に、その生育過程における経験や周囲との関わり方が何らかの鍵を握っている、と指摘されています。 […]
私は心理学の知見をベースにして、そこからインスパイアしたノンフィクションや小説を読むのが好きなのですが、実に多くの作家が明瞭に、あるいは通奏低音のごとく抑えた響きで、ストーリーを展開しているのを感じることができます。 村 […]
心理学を学ぶにあたって、必ず登場するのが、フロイト、ユング、そしてアドラーです。3人とも医学者であり、心理学の源流は「精神医学」と言われています。もっともアドラーは眼科を専門として医学課程を修了しています。そして内科の医 […]
政治の世界では、数が影響力の源泉であることが自明のように語られます。確かに政党、派閥の変遷を見てみると常に集団の規模を大きくしようとする力学が見られます。さて今回のコラムは「数が論理」という中にあって、少数派(あるいは個 […]
父母は自分の意志とは別に最初から存在しているものです。「子は親を選ぶことができない」は絶対的な真理であり、このことがさまざまなドラマをつくりだしていきます。一方、ここかしこに存在しているそれぞれの集団は、何らかの理由や要 […]
今回のコラムは「変化する家族」を取り上げます。家族は集団の最小単位であり小さな社会です。すべての人が体験する環境でもあり、当事者としての捉え方はまさに人それぞれです。そしてその姿は確実に変化しています。 ところが、マクロ […]
~「権力をもつと人は変わってしまう」と言われるけど本当?~ 社会的勢力とは、「他者に対して社会的影響をもたらす潜在的な力」のことです。これが最もシンプルな定義といえますが、この定義に微妙なニュアンスを付加してバリエーショ […]
「人は他者から影響を受け、そして影響を与えることを通して社会的動物となっていく」という言葉がありますが、この互いに影響を及ぼしあう過程を理解することが、対人行動のカテゴリーです。その中の一分野である「社会的促進と社会的抑 […]
先日、NHKテレビの『パンデミックが世界を変える』という対談番組があり、経済学者・思想家のジャック・アタリ氏の発言が印象的でしたので、ご紹介します。 ジャック・アタリ氏は、『危機のサバイバル』(2009年)という著書の中 […]
「自己開示」と「自己呈示」、心理学では異なった意味で扱います。 まずは、広辞苑で開示と呈示の違いを見てみましょう。 ・開示 → 明らかにし示すこと。 ・呈示 → さし出して見せること。 いずれもシンプルに記されています。 […]
今回は「自己開示」を取り上げます。 コーチングを学んでいる人にとって、この「自己開示」はとても重要な意味を持ちます。コーチはコーチングのセッションを通じてこの自己開示に努めます。自己開示、つまり自分がどのような人間なのか […]
今回は、「対人魅力」についてです。心理学としてのとらえ方にも幅があるのですが、「魅力」というワードを狭義に解釈して「他者(個人に限りません)から受ける好意や尊敬といった肯定的な態度の大きさ」という定義がわかりやすいと思い […]
新型コロナウイルスは、3月11日にWHOのテドロス・アダノム事務局長により「パンデミックである」との宣言がなされました。あらゆるメディアからシャワーのように情報が提供される中、私も、自分自身はどう対応していけばよいのかを […]
経済産業省は、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、同感染症の影響を受ける業種に属する中小企業者の業況が悪化していることを踏まえ、中小企業者の資金繰り支援措置を講じました。 制度の利用にあたっては、信用保証協会の『経営安 […]
前回は「態度の形成」について「古典的条件付け」「オペラント条件付け」の2つの理論を取り上げ解説しました。今回のコラムは「態度のまとめ」として、「態度の形成要因」についての2つの視点を紹介します。 オルポートによる態度形成 […]
前回は「態度の機能」を説明しました。今回は「態度はどのようにして形成されるのか?」を取り上げます。その態度について心理学で必ず学ぶのが「条件付け理論」です。心理学の理論の多くは海外で誕生しオーソライズされてきました。した […]
2回にわたって心理学における「対人認知」を紹介してきましたが、今回は「態度」について取り上げたいと思います。 対人認知という4文字熟語はまさに心理学用語であり、一般的な会話の中では使用しないことばだと思います。一方、今回 […]
前回に続き、心理学的アプローチである「対人認知」を取り上げます。 前回の最後の下りで「思い込みの隘路」という表現を使いました。「この状況を理解し克服することがコーチングにおける重要なテーマである」ということです。そこで、 […]
コーチングに興味関心がある方、学んでみたいと思っている方、プロになりたい方、実際に体験してみたい方にお勧めする「コーチングの学び方ワークショップ」、2020年3月の日程を追加しましたのでご報告いたします。 ①2020年0 […]
コーチングはさまざまな理論、特に心理学をベースに発展してきました。心理学はとても幅広い学問です。学習心理学、知覚心理学、認知心理学、発達心理学、社会心理学、臨床心理学…。カテゴリーについては、いくつかの分類法が存在し、こ […]
あなたは、いまなぜ、その仕事をしているのでしょうか? 「小さい頃からやりたいことだったから」「たまたまご縁があったから」「就職試験で、ここしか受からなかったから」「お金のため仕方なく」など、それぞれの目的や理由があって、 […]
コーチングは「個人のためのスキル」から「組織変革の手段」へと、その活用の場が広がっています。コーチングが日本に導入された当初は、「一人一人のより良い人生をサポートする」とか「その人の人生をどう設計するか」といったテーマを […]
ストロークとは 私たち人間の肉体は栄養や睡眠を必要としています。それらがないと健康な状態で生きていくことができません。 人間の心にも、『人との接触から得られる刺激』が必要であると言われています。 この人とのふれあいがない […]
バワハラ防止法(職場でのパワーハラスメント防止措置を企業に義務付けた改正労働施策総合推進法)が2020年6月(中小企業は2022年4月)から施行されるのを受け、厚生労働省は2019年11月20日指針案を示しました。 パワ […]
この記事は音声付きのスライドアニメでもお楽しみいただけます。YouTube動画の説明欄(概要欄)より、PDFファイルを登録不要でダウンロードできますので是非ご活用ください。 受容とは 受容とは、クライアント(相手)の言葉 […]
この記事は音声付きのスライドアニメでもお楽しみいただけます。YouTube動画の説明欄(概要欄)より、PDFファイルを登録不要でダウンロードできますので是非ご活用ください。 メタ、メタ認知とは あなたは、自分のことをどれ […]
質問の質が、人生の質を決める “質問の質が、人生の質を決める”とも言われます。私たちは無意識に一日何回も自分に質問をしています。「今日の天気はどうだろう?」「今日は何を着ていこうか?」「今日のお昼は何を食べようか?」など […]
ラクビー・ワールドカップ(W杯)での日本代表チームの活躍にたくさんの感動と勇気を頂きました。 日本代表チーム躍進の秘密の一つに、“ダイバーシティ(多様性)”があると言われています。日本代表31名のうち、15名はオーストラ […]
アクティブリスニングとは、米国の臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱したカウンセリングやコーチングにおけるコミュニケーション技法のひとつで、相手の話を聴くときのあり方、姿勢、態度、聴き方の技術を指します。「積極的傾聴」と […]
先日、NHKスペシャルで「大廃業時代」と題したショッキングな番組が報道されました。 『廃業』と『倒産』は違う 『廃業』とは、後継者難や経営難など、理由を問わず自主的に事業を止めることを言います。 会社を廃業するには、事業 […]
エグゼクティブ・コーチングとは、経営者や経営幹部などエグゼクティブに対してコーチングすることであり、これらのエグゼクティブに対してコーチングするコーチをエグゼクティブコーチと言います。 エグゼクティブ・コーチングが目指す […]
残念ながら、日本ではまだエグゼクティブ・コーチングの素晴らしい本質とその効用が理解されているとはいえないのが現状です。 エグゼクティブ・コーチングについて話をすると、 「〇〇業界関係の職業に関わった経験がない人が、どうし […]
令和元年、5月29日、職場のパワーハラスメントの防止を企業に義務づける改正労働施策総合推進法などの関連法が成立しました。企業の危機管理の一環として、ハラスメント対策が必須となっています。 ハラスメントとは 「ハラスメント […]
今回も友人Hさんとの会話からです。 「米国は人種のるつぼであるという表現は正しくない、人種のサラダボウルである、とある本に書かれていました。つまり融合しているわけではなく、それぞれの個性が個性を発揮しながら国を形成してい […]
今、米中の貿易戦争が問題になっています。 今回も友人Hさんとの対話からです。 「戦争とは相手を我々の意志に従わせるための暴力行為である。クラウゼビィッツが戦争論で定義づけていますが、シンプルな表現なのでしっかり覚えました […]
前回に続き、友人H氏との会話からです。 「私はケータイを格安スマホの楽天モバイルに変えました、1年くらい前かな…その際、端末は迷うことなくHUAWEIを選んでいます」 茶目っ気の表情で“フアウェイジィーシュウ(華為技術) […]
Hさんはスマホをおもむろに取り出し、 「このロゴを見てくれますか?HUAWEIってあるでしょう、ファーウェイじゃなく正しい発音はフアウェイなんですよ」 と、笑みを浮かべ私に語りかけます。 令和という新しい時代となりました […]
日本青年会議所 第49回埼玉ブロック大会吉川松伏大会にて、【幹部のための組織力向上セミナー】をテーマとした講演をさせていただきます。 日時:2019年6月1日土曜日 開催場所:会場:田園ホール・エローラ(松伏町中央公民館 […]
2019年5月1日、令和元年がスタートしました。 「Beautiful Harmony=美しい調和」 外務省は、新元号『令和』について外国政府に英語で説明する際、「Beautiful Harmony=美しい調和」と表現し […]
「日本経営道協会」様は、日本人らしい日本思想を大切にした「経営に心と道」=「経営道(けいえいどう)」を企業家の皆さんに習得して頂きたいと長年活動をしている団体です。
エグゼクティブ(経営者)は見ている世界が違う 経営者や経営幹部層をコーチングするエグゼクティブ・コーチングと一般の人を対象にしたコーチングとは何が違うのでしょうか? エグゼクティブ(経営者)は、一般の社員とは見ている視点 […]
コーチングが公式に発見されたといわれるのは、1971年のアメリカです。 ティモシー・ガルウェイの著書『インナーゲーム』がその原点とも言われています。 ティモシー・ガルウェイは、テニスのコーチをしていましたが、ふとしたきっ […]
新年度を迎え、新入社員や転入社員なども加わり、職場の雰囲気もガラリと変わる時期ですね。人事担当者や現場のマネージャーにとっては、いろいろと頭を悩ます時期でもあるかと思います。 日本の人事考課は、半年または1年ごとに従業員 […]
大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手が、3月21日、45歳で現役引退を表明しました。 日米通算 4367安打(打率.322) 米国通算3089安打 大リーグ 10年連続200安打達成(2004年の262安打は最多 […]
「コーチングは何でもポジティブに考えればいいんでしょ!」 そんな風にコーチングを考えている人もいますが、コーチングとは自分の力以上に背伸びをしてムリにポジティブシンキングをすることでもありません。 コーチングとはありのま […]
「この半年間、自分では頑張っているつもりなんですけど、全然進歩してなくて……」 「半年前は、この業務に1週間以上かかっていたようですが、今は4~5日で完了できていますよね。作業に少しずつ慣れてきたのではないですか?」 「 […]
「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」 これはマザー・テレサの有名な言葉です。 人間にとって、自分にまったく関心が持たれないことは、憎しみにも勝る苦痛です。 関心を持つということは、相手のことを認めるということです。 […]
コーチに自己基盤がないと、クライアントの可能性を信じることができません。 コーチ自身が自分の可能性を信じられないのに、クライアントの可能性を信じることができるわけがありません。 コーチが自己基盤をつくるためには、自分自身 […]
世界ランキング1位となった女子テニスの大坂なおみ選手のコーチ変更が話題になっています。 全豪オーブンのシングルスで優勝して世界ランキング1位となって以来初のツアー大会ドバイ選手権の前の記者会見で、サーシャ・バイン氏とのコ […]
一流のアスリートにみる自己基盤の強さ 一流アスリートは、やはりメンタルが強く、自己基盤がしっかりした人が多いといえます。そうした選手は、テレビや新聞のインタビューでも常にポジティブに次を見据えた受け答えをしていて、学ばせ […]
コーチは人の成長をサポートする存在 コーチとは、人の成長をサポートする存在です。 そのためには、コーチ自身の「自己基盤」が問われます。 自己基盤とは、何だと思いますか? 建物で言うと基礎にあたる部分です。 建物を建てると […]
進む女性の社会進出 女性の社会進出も進み、今や、22歳以上55歳未満の女性の7割以上は働いている時代で、その割合はさらに増える傾向にあります。 厚生労働省の度調査によると、2017年の男性の労働人口は7万人減って、3,7 […]
自立支援型コンサルティング・プロセスの第5ステップ 持続(活かす)の場面でのポイントです。 第5ステップ 持続(活かす)の場面でのポイント 最後のステップは、カタチにしたことをいかに持続させ、活かすかです。そのために、経 […]
自立支援型コンサルティング・プロセスの第4ステップは、協働(カタチにする)の場面でのポイントでのポイントです。 第4ステップ 協働(カタチにする)の場面でのポイント 第4ステップは、広げた経営者の想いを集束して、カタチに […]
元ミス着物日本の藤本由己さんが代表を務める株式会社パッション制作番組「広尾TV」に出演致しました。
自立支援型コンサルティング・プロセスの第3ステップは、創造(広げる)場面でのポイントです。 第3ステップ 創造(広げる)場面でのポイント 第3ステップは、第2ステップで引き出した経営者の想いをさらに広げる場面です。経営者 […]
フジサンケイビジネスアイで紹介頂きました。 フジサンケイビジネスアイ「ビジネス支援」に掲載のコラム 「プロコーチが紐解く部下育成の視点」はこちらからご覧いただけます。 https://www.innovations-i. […]
自立支援型コンサルティング・プロセスの第2ステップは、共有(引き出す)の場面でのポイントです。 第2ステップ 共有(引き出す)の場面でのポイント 第2ステップは、経営者の想いを引き出して共有することです。従来型のコンサル […]
自立支援型コンサルティングプロセスの各ステップに沿ってポイントを説明します。まずは第1ステップです。 第1ステップ 相談(場づくり)の場面でのポイント 第1ステップは、相談の「場づくり」です。「場づくり」の目的は、クライ […]
従来型のコンサルティング・ブロセスと自立支援型コンサルティングのプロセスを比較すると次図のようになります。“経営者の想い”に寄り添い、引き出し、広げ、カタチにして、それを活かす、常に主役は経営者にあるというところにポイン […]
自立支援型コンサルティングに取り組むにあたって、必要な基本的な考え方やスキルについて紹介します。 考え方・心構え 自立支援型コンサルティングでの中小企業診断士(経営コンサルタント)の役割は、経営者に教える、指導するのでは […]
自立支援型コンサルティングとは、経営者に寄り添い、経営者のよき理解者となり、経営者の想いを引き出してやる気を起こし、自発的な行動をつなげる取り組みです。 ①信頼関係づくりから取り組む 信頼関係も段階があります。まずは、警 […]
中小企業診断士(経営コンサルタント)が陥りがちな「ありがちなコンサルティング」の現状と課題について考えてみましょう。 経営コンサルタント活用の5つのメリット クライアントが自社の経営課題を解決するために経営コンサルタント […]
~経営者にとって本当の支援とは何か~ これからの時代に求められる中小企業診断士(経営コンサルタント)とは何か。 私の主宰する埼玉県中小企業診断協会のコンサルティング・コーチング研究会で取り組んできた調査研究事業報告書をも […]
PDFダウンロード イベント主旨 ①子育てしているママさんを応援したい! ②これからママさんになる方の不安を解消したい! ③女性が活躍する場を作りたい! 会期:2018/12/1(土)10:30~16:00 会場:「顔が […]
私は、中小企業診断士になって30年、多くの企業経営者とお会いする中で、コンサルティングのあり方に疑問や限界を感じ、14年程前からコーチングを学び始め、エグゼクティブコーチとして活動しています。 その経験の中から、従来型の […]
元手が要らず、ローリスクで、時間や場所に縛られないコーチング・ビジネスは、女性が安心して始めることができる事業です。 1. 手元資金ゼロでも起業OK どんなビジネスを始める場合でも、最大の課題となるのが資金です。 […]
私は、大学やコーチングスクールをはじめ、企業の研修などで、コーチングの講義を行う中で、「女性はコーチに向いているのではないか」と思うときがしばしばあります。 その主な理由は、主に次の7つになります。 1 コーチングは女 […]
2018年12月1日土曜日に、人形の吉徳大光さん(浅草橋)にて、プレママ&ママ応援イベントを開催致します! 大人気のベビーアートなどが体験できます。 「コーチング体験」や「主婦のための起業サポート」コーナーもあります。 […]
コーチングは特殊なものではない コンサルティング、カウンセリング、コーチングの全てに携わってみて、改めて思うのは、ビジネスにおいてもプライベートにおいても、「コーチングは全てに通用する基本である」ということです。 コーチ […]
最初に目指したのは中小企業診断士 私は、読売新聞育英奨学生だった学生時代の経験から中小企業を応援したいと思うようになり、学校卒業と同時に公的な中小企業支援機関に勤めていました。 ところが、入社5年目の時に大きなミスをして […]
コーチングとカウンセリングの違いは何ですか?とよく質問されます。 コーチングとカウセリングは、どちらもスキルとしては非常に近いものがあります。一番大きな違いは、クライアント(お客様)、つまり対象となる相手の状況が異なるこ […]
「コーチってコンサルタントのようなものですか?」 「コーチングとコンサルティングって、どう違うんですか?」 よくそんな質問を受けます。コーチングとコンサルティングの違いを、具体的な相談例を挙げてご説明しましょう。 「会社 […]
ラグビー日本代表チームの五郎丸選手の有名な「プレパフォーマンス・ルーティン」のポーズを一緒に考えて、彼の活躍をサポートし、日本代表チームの大躍進に貢献したのは、子育て真っ最中の女性コーチです。 “伝説の経営者”と謳われた […]
コーチングは特殊な世界の話ではない 「コーチングにちょっと興味があるけど、特殊な世界の話なのかな?」 「コーチの資格を取りたいけど、私にコーチが務まるのかな?」 もし、あなたがそんな疑問や不安を感じているのなら、ご心配に […]
ビジネスを始めるにあたって一番大切なことは言うまでもなく、何を始めるかということです。 何を選ぶかで、成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません。 それでは、「当たるビジネス」「成功するビジネス」「うまくいくビ […]
私たちは既に素晴らしいものを持っています。 夢を描く能力 私たちが持っている一つ目は夢を描く能力です。 成功は2回作られるといいます。 1回目は心の内側で作られます。すべてのモノは誰かが心の内側で思い描いたからできたもの […]
コーチの役割の一つは勇気づけにあります。 勇気づけとは、勇気がない人に勇気をあげるものではありません。 勇気は内側から勝手に湧いてくるものです。 私たちが生きているということは、私たちがエネルギーを持っているということで […]
コーチとして大切なことはクライアントの可能性を観ることです。 私たちは誰もが皆人生の主人公であり、全員がヒーロー/ヒロインです。 「何でもできるとしたら本当はどう生きたい?」 もしかしたら目の前の人はとても苦しい悲しい状 […]
コーチングをしていても、時々「何かやりたいんですが、やりたいことが見つからないんです。」という方がいます。 メタ認知 認知心理学の中で、もっとも注目されている概念に「メタ認知」というものがあります。 「メタ認知」とは、自 […]
本年4月からスタートした「女性のためのプロコーチ養成講座」が先月修了しました。受講生の皆さんから「コーチングを学んで、どのような変化・成果が得られたか」をレポートして頂きました。 未来の目標や目的を意識させる会話が増えた […]
2018年8月9日~8月31日、30歳以上の女性を対象に「コーチング」に関するアンケート調査を実施しました。 2,463人から回答を頂き、結果は次のとおりでした。 SUMMARY あなたが今最も課題だと思っていることは、 […]
「俺にコーチなんていらないよ」 残念ながら、多くの経営者からまだそんな言葉を耳にします。 経営者の皆さんのコーチングに関する誤解からきているところもあるのかなと思います。 「コーチ」というと、スポーツのコーチを思い浮かべ […]
300年以上続く、その秘密はどこにあるのか、その伝統を引き継ぐ社長はどんな思いで継承されているのか、12世山田徳兵衛社長にお話しを伺いました。 幼少の頃から会社を継承することを半ば「運命」として受け止めていらっしゃったよ […]
「コーチングに関心があるけど、どこで学んだらいいのか分からない」「コーチングの資格はどうしたら取得できるのか」「団体によってコーチングの資格に違いはあるのか」といった質問を受けます。 コーチングを教えている団体や機関も増 […]
コーチングは「上司が部下をコントロールするためのテクニック」や「単なるコミュニケーションのためのビジネススキル」ではありません。また「型」や「ノウハウ」とも違います。 人がより良い生活を送るための哲学や心理学をベースに人 […]
最近、よく国会などで「忖度(そんたく)」という言葉が話題になります。 「忖度(そんたく)」とは、他人の気持ちをおしはかるという意味です。 人間には意図のない行動はありません。 相手の気持ち、感情、意図は何かを察知すること […]
①「お父さん、空はなぜ青いの?」 ②「お父さん、どうして勉強しないといけないの?」 「お母さん、どうして学校へ行かないといけないの?」 あなたも子どもの頃、こんな質問をしたことありませんか? あるいは子どもから、こんな […]
ISO(国際標準化機構:本部ジュネーブ)とは、国際間の取引をスムーズにするために共通の基準を決めている団体で、この機関が定めたものがISO規格です。 それぞれの分野によってISOのあとに番号が付されています。 品質管理に […]
あるシングルマザーからのご相談です。 「小学生の娘を抱えたシングルマザーです。 経済的に苦しいのでダブルワークを始めようかと思っていますが、娘との時間も大切にしたいのでどうしようか悩んでいます。 離婚を機に新しい会社に勤 […]
先日、コーチング講座に参加されている受講生の方から 「2歳の子にコーチングしたら、指しゃぶりが治りました・・・」 と言って喜んで報告してくれました。 2歳の子へのコーチング?体験というのは、私も初めてで、びっくりしてしま […]
先日、養命酒製造株式会社で「コーチングが生み出すトランスフォーメーション思考」 というテーマで講演をさせて頂きました。 「成人発達理論とコーチング」という観点からトランフォーメーション思考について考えてみました。 トラン […]
「自分ビジネスを確立したい女性のためのライフチェンジ」~あなたの可能性の扉を拓きます~コーチングセッション体験会(ランチ付き) 人生に新しいステージが現れる。「教育→仕事→引退」という3ステージの生き方が当たり前だった時 […]
江戸で最古の人形の老舗「吉徳大光」浅草橋本店で、「プレママ&ママ応援イベント」を開催します。 「子育ての不安や悩みを相談したい」「もっと元気になりたい」「もっとキレイでいたい」「何かを学びたい」と思っているママやこれから […]
2018年4月1日~4月27日、20歳以上の男女を対象に「コーチング」に関するアンケート調査を実施しました。 3,285人から回答を頂き、結果は次のとおりでした。 SUMMARY 人生で何を実現したいのか、そのために何が […]
「働き方改革で早く退社できるようになったのに真っすぐ家庭に帰らず、フラフラと街で時間をつぷす“フラリーマン”が話題です。アサヒ飲料の調査では会社員の7割が早く帰れるようになったものの、1割はフラリーマン化しているそうです […]
2018年3月7日~3月31日、20歳以上の男女を対象に「コーチ」や「コーチング」に関するアンケート調査を実施しました。 3,282人から回答を頂き、結果は次のとおりでした。 SUMMARY 現在困っていることは、「金銭 […]
「次の質問に「はい」か「いいえ」で答えてください。 私は仕事をするうえで、自分が最も得意なことを行う機会が毎日ある 職場で自分の意見が考慮されていると感じる 最近一週間で自分の仕事が褒められたり、認められたりしたことがあ […]
2018年3月24日(土)、埼玉会館(浦和)にて、埼玉県中小企業診断協会「調査研究事業」報告会を開催しました。 冒頭、日本経営道協会代表の市川覚峯先生から「経営支援に求められる人間力」と題してご講演を頂きました。人間力の […]
今年も就職活動解禁の時期がやってまいりました。 最近、「AI(人工知能)」という言葉が新聞やテレビなどで連日のように取り上げられています。企業の採用選考にもAIが使われ始めているようです。 以前、「世界最強の囲碁棋士がA […]
「キャリアコンサルタント」は、平成28年4月から国家資格になりました。 国家資格になったこともあり受験者が大幅に増えているようです。 私もキャリアコンサルタントの資格を持っていますが、キャリアコンサルタントの資格を持って […]
クライアントにとって本当の支援とは何か? MITスローン経営大学院名誉教授エドガー・H・シャイン氏は、その著書「謙虚なコンサルティング」の中で、 「コンサルタントは自分で答えを出すのではなく、クライアントが自ら道を見いだ […]
働く価値観の変化など時代が大きく変わってきている今日、これからの企業経営で最も大切なことは、企業の成長と社員の自己実現をどう一致させていくかにあります。 もっとも従前から、会社の目標と個人の目標との一致点を見出し、そのベ […]
「コーチって何をする人なんですか?」「コーチングどのように活用できますか?」などの質問を受けることがあります。 コーチとしての活動(コーチングをどのように役立てているか)は、コーチによってさまざまです。ビジネス分野を中心 […]
2018年2月3日、日本経営道協会主催「人間力開発道場」においてセミナー「成功に導くコーチングの考え方・すすめ方」を実施しました。
平成30年1月26日、明治大学アイセックジャパンの学生の皆さんを対象にコーチング研修を実施しました。 2021/12/29 追記本記事と関連性の高い動画です。是非ご覧ください。
最近、再びリカレント教育という言葉がよく聞かれるようになりました。 リカレント教育とは、スウェーデンの経済学者であるレーンが初めに提唱し、1970年代に経済協力開発機構(OECD)で取り上げられた生涯教育構想です。 義務 […]
今、国や自治体から様々な助成金が出ていますが、あなたは申請したことがありますか? 最近では、スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業をめぐる国の助成金不正受給事件で、ペジー社社長の斉藤元章容疑者らが逮捕される […]
長らく禁じられていた副業・兼業が大きく変わろうとしています。 現にロート製薬やソフトバンクなど大手企業も、副業容認を発表し話題になっています。 多様で柔軟な働き方改革の一環として、厚生労働省でも副業・兼業に関するガイドラ […]
2018年、明けましておめでとうございます。 平成30年という区切り年でもありますね。皆さんはどのような新年をお迎えでしょうか? 実は1月1日は私の誕生日ですが、お正月のお祝いにかき消されてしまい、小さい頃からあまり誕生 […]
いつでも、どこでも、気楽に学べる「1日3分で学ぶコーチング入門講座」 http://el-coaching.com/
「自己認識」とは、「自分を認識する」ことですが、あなたは自分が何者であるかを常に意識して生活してはいないのではないかと思います。 「自己認識」は、「自意識」とは違う概念です。自意識も外界と自分との違いを意識することですが […]
本当にやりたいことがわからない。自分自身のことがわからない。自分らしい生き方が何かわからない。 他の人が仕事や人生を楽しんでいるのに比べ、自分は打ち込める何かが何もなかったり、誰かに必要とされていなかったり、つらいことが […]
表面だけの魅力はいつか剥がれる こんな企業に勤めたいと思う理由の一つに、まずはその外見が魅力的であることです。例えば、東証一部上場企業、100年以上続く老舗、TVなどでも取り上げられている急成長企業、研修や福利厚生が良い […]
「自分のことは自分が一番よく判っている」と言い切る人、「自分のことがよく判らない」と考えている人、両方の見方ができる「自分」。 そして、その両方の見方も正解であり不正解でもある摩訶不思議な存在の「自分」概念。そんな自分を […]
わがままではない、「あるがまま」の自分 あるがままの意味は、「ありのまま、実際にある、そのままの状態」のことです。それでは、「あるがままの自分」「ありのままの自分」の自分とは、どのような自分なのでしょうか。 禅の世界での […]
当社が提供するサービスをまとめた「会社サービスご紹介資料」「五十嵐久プロフィール」の他、研修サービスをご検討中の方や具体的な研修プログラム例が知りたい方のための「自律型人材を育てる効果的な研修の進め方資料」「社内コーチ養成研修提案資料」「部下を輝かすコーチング研修提案資料」の計5点を無料でダウンロードいただけます。
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