エグゼクティブコーチング
当社は東京都や内閣府、航空大学校など公的機関でも多くの実績をもつコーチングの専門機関です。
エグゼクティブコーチングとは、エグゼクティブの方々(代表取締役社長・取締役など)の成長支援や組織の発展を目的としたコーチングプログラムのことです。時代の急速な変化に伴い、あらゆる面で、これまでのやり方が通用しなくなってきています。エグゼクティブコーチングによって、視点が変わり、自分や周囲に対する認識が変わり、自ら変化を創り出すリーダーへと生まれ変わります。
経営者が持つべき3つの基盤はPVP
近年、企業の持続可能性を判断するための評価の基準として、ESG投資(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)が重視されています。
企業が利潤を追求するだけでなく、「社会的な課題の解決」に貢献する存在として求められているからでもあります。そのため「我が社は社会正義に背いている」と、米国や欧州で、社員が経営陣の姿勢を問うような動きも広がっています。
人材の確保や経営のあり方を問われたときに経営者の支柱となるものは、Purpose(目的・存在意義)、Values(価値観)、Principle(原理原則)の3つである、と弊社は考えています。弊社が経営者にコーチングするときにも、常に意識しているのはこのPVPです。
一つ目は、Purpose(パーパス:目的・存在意義)です
パーパスとは、「我が社は何のために存在するのか」「なぜ、我が社は存在するのか」という根本的な問いに対する答えです。
経営者はパーパスを明確化することで、自らの社会的な存在意義を確認でき、経営判断においてブレない軸を持つことができます。またパーパスがあることで、社員の強い共感を呼び起こします。一人ひとりの社員が「このために自分はここで仕事をしている」と思えることができ、エンゲージメントの向上につながります。
二つ目は、Values(価値観)です
価値観とは、何に価値があると認めるかに関する考え方、価値を判断するときの基本となるものの見方、ものごとを評価・判断するときの基準となるものです。
次のような問いを考えることが、価値観の明確化につながります。
「あなたが会社経営で最も大切にしているものは何ですか」
「あなたが人生から真に得たいものは何ですか」
「あなたが最も幸福を感じるのはどんなときですか」
三つ目は、Principle(原理原則)です
何をして何をやらないか、絶対的・不変的な、行動の価値基準となっているものは何かということです。
エグゼクティブコーチングの具体的な進め方は、五十嵐久著『コーチング思考』をご覧ください。
エグゼクティブコーチングで目指すこと
エグゼクティブコーチングの最大の目的は、経営者の良きパートナーとして、組織の発展と共に、より優れた経営者(エグゼクティブ)に成長して頂くようサポートすることです。
主なテーマ例としては以下のようなことが挙げられます。
- 経営者としての在り方を考える
- ミッション、ビジョン、パーパスを明確にする
- 思い込みや思考の枠を外し、視座・視野・視点を広げる
- 自身と社員の『幸せの価値観』について考える
- 後継経営者を育成する
- リーダーシップとマネジメントについて考える
- 思考を整理する
エグゼクティブコーチングの効果
1. リーダーシップの強化
エグゼクティブコーチングは、リーダーシップスキルの向上に役立ちます。コーチは、リーダーが自身のスタイルや影響力を理解し、効果的なリーダーシップを発揮できるようサポートします。これにより、チームをより効果的に導き、組織の目標達成を促進します。
2. 戦略的思考の向上
エグゼクティブコーチングでは、戦略的思考を鍛えることができます。コーチは経営者に対して、ビジネスの長期的な視点や市場の変化に対する洞察を深めるようサポートします。これにより、より効果的な戦略を立案し、競争優位性を確保する助けになります。
3. 意思決定能力の向上
コーチングを受けることで、意思決定能力が向上します。コーチは意思決定のプロセスを整理し、リーダーが情報を適切に評価し、効果的な選択をするためのサポートを行います。これにより、より迅速かつ正確な意思決定が可能になります。
4. ストレス管理の改善
高いプレッシャーの下で働くエグゼクティブにとって、ストレス管理は重要です。コーチングを受けることで、常に健康的なバランスを保ちつつ、高いパフォーマンスを維持できます。
5. 組織文化の強化
エグゼクティブコーチングは、組織文化の強化にも寄与します。コーチはリーダーに対して、組織内の価値観や文化の重要性を再認識させ、文化を積極的に育む方法を支援します。これにより、組織全体の一体感や従業員のエンゲージメントを高めることができます。
コーチング事例
1. グローバル企業の経営戦略改革
あるグローバル企業のCEOは、急成長する市場に対応するために経営戦略の抜本的な改革を必要としていました。しかし、競争が激化し、内部の異なる意見や部門間の対立があり、経営陣が一丸となることが難しい状況でした。
エグゼクティブコーチングを受けることで、CEOはまず自己認識を深め、リーダーシップスタイルとコミュニケーション方法を見直しました。そこで、CEOは各部門の意見を集約し、合意形成を促進するような働きかけを促進しました。
また、経営戦略の構築には、ビジョンの明確化とそれに基づく具体的なアクションプランが必要だと考え、コーチングを通じて、CEOは戦略的なビジョンを再設定し、それに基づく短期・長期の目標を明確化しました。
それによって、部門間のコミュニケーションの質が向上し、全社的な方向性が一致するようになりました。結果として、企業は新市場に迅速に適応し、競争優位を確立。売上が前年同期比で30%増加し、利益率も改善しました。
2. 新規事業の立ち上げ成功
中堅IT企業の社長は、新たな事業分野に進出するという挑戦を抱えていました。しかし、新規事業の立ち上げには多くのリスクが伴い、内部リソースの調整やマーケット戦略の策定が課題となっていました。
エグゼクティブコーチングを受けた社長は、まず自身のリーダーシップの在り方と意思決定プロセスを見直しました。コーチは、社長に対してリスク管理のフレームワークや戦略的な意思決定の方法について考えてもらうようアプローチしました。それによって、リスク評価と対応策の策定に重点を置き、効果的なチームビルディングとリソースの最適化に取り組むようになりました。
コーチングを通じて、社長は新規事業の戦略を具体化し、実行可能なプランを策定しました。プロジェクトチームは結束し、業務の効率が向上しました。新規事業は計画通りに立ち上げられ、市場投入から6ヶ月で売上目標の80%を達成。企業全体の収益が増加し、新たな成長エンジンとなりました。
3. 組織文化の再構築と社員エンゲージメントの向上
ある製造業の社長は、組織文化の問題と社員のエンゲージメント不足に直面していました。特に社員の離職率が高く、モチベーションが低下していることが経営の大きな悩みの種でした。
エグゼクティブコーチングを受けることで、社長はまず組織文化の現状と課題を明確にしました。必要な価値観の再定義やコミュニケーションの改善に取り組みました。具体的には、経営層と社員との対話を促進し、対話の文化を組織に定着させ、フィードバックし合うことの大切さを徹底しました。
その結果、社員のモチベーションとエンゲージメントが向上し、離職率が30%減少しました。また、社員の満足度調査でもポジティブな結果が得られ、業務の効率と生産性が向上しました。
エグゼティプコーチングプログラム
目的 | 人と組織の可能性を最大化する |
方法 | ・一対一の個別コーチング ・経営幹部合同グループコーチング ※オンライン及び対面どちらも可能 |
時間・回数 | 無制限 ※ご要望に応じて実施させて頂きます |
担当コーチ | 一般社団法人日本エグゼクティブコーチ協会(JEA)認定エグゼクティブコーチ または国際コーチング連盟認定コーチ有資格者から選任 |
特長 | ・『脳活用度診断プログラム』を用いて一人ひとりの可能性を広げる ・目的(Purpose)、価値観(Values)、原理原則(Principle)の明確化 ・「リフレクション(Reflection)」によって未来を創る力を養う |
コーチング料金 | 応相談 |
コーチングの進め方
よくあるご質問
Q.コンサルティングとコーチングの違いは何ですか?
コンサルティングは、コンサンタントが有する専門知識や情報をもとに、コンサルタントが問題点や課題を整理し、解決策を提案・アドバイスしますので、解決する人がコンサルタントになります。
コーチングは、「答えは相手の中にある」という考え方に立って、相手の人が自分で気づいて、考えて行動できるようサポートするマラソンの伴走者のような存在です。したがって、コンサルティングのように基本的にアドバイスや指導というようなアプローチはとりません。コンサルティングもコーチングも「課題の解決」という目指す結果は同じですが、コーチングの場合は結果だけでなく、プロセス、相手の方の「成長」を重視しています。コーチングは自分で自分を活かすようになって頂きたいということを目指しているからです。
Q.エグゼクティブコーチングと他のコーチングの違いは何ですか?
コーチングは大きく、「ライフコーチング」「ビジネスコーチング」「エグゼクティブコーチング」に分けられます。
「ライフコーチング」は、一般の個人を対象に、個人の方のより良い人生をサポートすることを目的にしていますので、コーチングのテーマも「幸せな人生を送りたい」「ダイエットしたい」といったことがテーマになることが多いです。
「ビジネスコーチ」は、ビジネスパーソンの人を対象に、ビジネスでのより高い成果をあげることを目的にしていますので、テーマもビジネス上のことがテーマになることが多いです。狭い意味では、会社から依頼を受けて会社の社員を対象にコーチングするのことをビジネスコーチングと言っています。
「エグゼクティブコーチング」は、経営者や経営幹部の方を対象にしたコーチングのことですが、本来の意味は選ばれたコーチという意味があります。エグゼクティブコーチングは、経営者や経営幹部の方が対象になりますので、経営上の様々な課題がテーマになることが多いですが、経営者のプライベートな相談にのることもあります。エグゼクティブコーチングの特長は、利害関係者が多くなることもあり、より高い視座・広い視野・視点が求められるところにあります。
Q.コーチを選ぶことはできますか?
ご希望のコーチ像を伺って、ご希望に近い方をご紹介させて頂きます。複数のコーチからトライアルコーチングを受けて頂き選んで頂くことも可能です。
Q.コーチング契約期間や回数はどのくらいですか?
一般的には、月1~2回、6ヶ月程度を推奨していますが、期間や回数に決まりはありません。お客様のご要望と目的に応じて決めて頂けます。
Q.コーチングセッションはオンラインですか、リアル対面ですか?
オンラインでもリアル対面でもどちらでも対応可能です。
リアル対面の場所についても、できる限りお客様のご要望に沿う形で進めさせて頂きます。