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第6回:コーチング文化が育つ組織とは ─対話の質が成果を決める─

成果を生み出す組織に共通すること 「成果を上げる組織と、そうでない組織の違いは何か?」その問いに対して、かつては「戦略」「人材」「仕組み」といった要因が挙げられてきました。しかし、近年の研究や実務経験が示しているのは、も...

第5回:エビデンスが示すコーチングのROI ─感覚ではなくデータで語る人材投資の成果─

コーチング導入企業の81%がエンゲージメント向上 「コーチングは良いことだとは思うが、成果はどう測ればいいのか?」経営者や人事担当者から、しばしばこの問いを受けます。確かにコーチングは目に見えにくい投資です。しかし、近年...

第4回:「管理」から「支援」へ:マネジメントの再定義 ─上司は“答える人”ではなく、“問いを投げる人”へ─

求められるコーチング的マネジメント 日本企業の多くが抱える課題のひとつに、「管理職が疲弊している」という現実があります。部下の育成、評価、業績目標の達成、上層部との調整……。あらゆるプレッシャーの中で、上司は「どう導くべ...

第3回:心理的安全性と内的安全性 ─成功するチームに共通する“安心の土台”とは─

心理的安全性は創造的な対話のための空気をつくる基盤 近年、企業研修や組織開発の文脈で「心理的安全性」という言葉をよく耳にします。これは、ハーバード大学のエイミー・エドモンソン教授が提唱した概念で、「チームの中で自分の意見...

第1回:企業研修のパラダイム転換 ─「教える研修」から「問いを生む学び」へ─

研修の在り方の変化 企業内研修と聞くと、多くの人が「講師が教え、受講者が学ぶ」という構図を思い浮かべます。マニュアル化されたスキルや知識を効率的に伝えるこの形式は、高度成長期の日本において確かに有効でした。しかし、今日の...

第15回:コーチングするのではなく、共に存在するという感覚 ─Beingとしての最終回─

Doing(すること)の先にあるBeing(在り方) 「〇〇さんの前だからこそ言葉にできた気がします」「答えが見つかったわけじゃないけれど、今は静かに前を向けます」これは、コーチングセッションのあとに、ある経営者が残した...

第14回:変化を起こすのではなく、変化が起こる場を信じる ─生成的なコーチングの力─

エグゼクティブコーチは「変化が起こるための場」を整える 「コーチングで、どう変化を起こすのですか?」エグゼクティブコーチとして活動していると、こんな問いを投げかけられることがあります。たしかに、変化はコーチングの大切な目...

第13回:「問いに答えを出す」のではなく、「問いと生きる」という選択 ─経営者の内面に寄り添う、コーチのまなざし─

エグゼクティブコーチの役割は「問いと共に歩むこと」 「この問いに、正解はあるのだろうか?」そんな言葉が、経営者の口から漏れることがあります。将来の不確実性が高まり、予測可能な未来が消えつつある現代において、経営者が直面す...

第11回:問い続ける経営者こそ、次代を導く ─“未完了の自分”と共に歩む力とは─

変化の本質は、“問いを変える”ことによって起こる 「自分が本当にやりたいことは何か、まだ見えていないんです」「今のやり方でいいのか、いつもどこかで問いかけ続けている」これは、ある企業の経営者がセッションの中で漏らした言葉...

第10回:決断とは“自分に責任を引き受ける”ということ ─エグゼクティブの意思決定を支えるコーチング─

意思決定の核心は「自分自身」に向き合うこと 「どうすべきかは分かっている。でも、なぜか決められない」これは多くの経営者が直面する、意思決定の見えない壁です。戦略的に考えれば、数値的に見れば、選ぶべき選択肢は明白。けれども...

第9回:問いが“開かれる”とき ─答えを導くのではなく、世界を広げる問いとは─

問いは答えを求めるものではない 「正解を探すための問い」から、「可能性をひらくための問い」へ。それが、エグゼクティブコーチングにおける問いの本質です。経営者やリーダーは、日々“答えを出すこと”を求められています。どの事業...

第8回:“聴く”という行為の奥深さ ─エグゼクティブコーチに本当に必要な傾聴力とは─

“聴く”という行為は最も高度で本質的な技術 「そんなこと、今まで誰にも言ったことがなかった」エグゼクティブコーチングの場で、経営者がそう呟く瞬間があります。それは、コーチが特別な質問をしたからでも驚くような助言をしたから...

第7回:「孤独」に伴走するという仕事 ─経営者の誰にも言えない想いに寄り添う─

エグゼクティブコーチの存在は、まるで“ 無言の避難所” 「相談できる人がいないんだよね」「話せば話すほど、相手に気を遣わせてしまう」「本音を言える場所がない」これは、エグゼクティブコーチとして活動していると、何度も耳にす...

第6回:「在り方」に報酬が支払われる唯一の仕事 ─Doingではなく、Beingで信頼されるエグゼクティブコーチという存在─

エグゼクティブコーチングの価値 「何をしてくれるのか?」「どんな成果を約束できるのか?」ビジネスの世界では、常に“Doing(行動・成果)”が問われます。経営者も社員も、「行動の価値」や「結果」を求められ、それに応じて評...

第5回:一人の変化が、組織を変える ─関係性の連鎖を生むエグゼクティブコーチングの力─

経営者が変われば組織は変わる 「たった一人を変えても、会社は変わらないのではないか?」そんな疑問を投げかけられることがあります。しかし、ゼクティブコーチングの現場では、まさに「たった一人の変化」が、組織全体を揺るがす連鎖...

第4回:沈黙の中にある答え ─エグゼクティブとの「静かな対話」が生む深い気づき─

エグゼクティブコーチは、経営者の言葉を「急がせない」存在 エグゼクティブコーチングの現場で、沈黙が訪れることは珍しくありません。言葉が止まり、目線が宙を漂い、時間だけがゆっくりと流れていく。この時間を「気まずい」と感じて...

第3回:ビジネスの成否よりも、“人”に寄り添うコーチングの奥深さ ─業績の陰にある「人間としての経営者」に目を向ける─

エグゼクティブコーチングの場は“正解を出さなくていい時間” エグゼクティブコーチングというと、一般には「業績向上」「意思決定支援」「戦略実行の加速」といった“成果志向”の支援と理解されがちです。確かに、経営者を相手にする...

第2回:「アドバイスしない」という力 ─答えを渡さず、問いを差し出すという仕事─

エグゼクティブコーチはアドバイスしない 「アドバイスをしてはいけないのですか?」エグゼクティブコーチングを学び始めた人が、最初に戸惑うのがこの一点かもしれません。多くの人は、「誰かの役に立ちたい」「経験を共有したい」とい...

第1回:なぜ、経営者には“聴いてくれる誰か”が必要なのか ─「誰にも話せない」を、そっと受け止める存在として─

孤独な経営者 経営者とは、孤独な存在です。もちろん、日々多くの人と関わり、会議に出席し、社員とも話しています。でも、その中で“本音を語れる相手”がいるかと問われれば、多くの経営者が首を横に振ります。それは、立場上当然のこ...

第8回:コーチングは「生き方」そのものである

コーチングとは 「あなたにとって、コーチングとは何ですか?」この問いを投げかけられたとき、私はかつて「人と組織の可能性を引き出す対話の技術です」と答えていました。しかし、コーチングを深く学び、実践を重ね、マスター認定コー...

第6回:沈黙と余白が生み出す「自己統合の時間」

沈黙は「何も起きていない時間」ではない コーチングセッションの中で、沈黙が流れると焦りを感じることもあるかと思います。「何か話さなければ」「問いを投げなければ」「場が止まってしまった」――そんな思いがよぎり、つい次の言葉...

第4回:問いとは、クライアントに委ねる“鏡”である

問いは単なる“情報を引き出す手段”ではない コーチングと聞いて、多くの人が最初にイメージするのが「問い(質問)」です。的確な質問、気づきを促す問い、答えに導く問い――それらはたしかにコーチングの中心的な要素であり、訓練に...

第3回:本当に“聴く”とは、言葉の外側に耳を澄ませること

本当に“聴く”とは 「よく聴くことが大切」。それは、コーチングにおける最も基本的な原則として、初学者の段階から繰り返し語られる言葉です。しかしながら、ICFマスター認定コーチ(MCC)のレベルにおいては、「聴く」という行...

「コーチング×アンゲラ・メルケル元ドイツ首相」…政治がリベラルアーツを見失なうと何が起こるのか、について考えてみました

“ヨーロッパの盟主”“自由民主主義の最後の砦”はたまた、ロシア融和で、ウクライナ侵攻のすきをつくった“責任”者さまざまな評価をされてきた宰相が来日しました日本のテレビの取材に答えるのは、首相退任後初めてです激動するポスト...

第1回:コーチングとは「何をするか」ではなく「どう在るか」

ICFの定義に見る“在り方”の重要性 コーチングという言葉を聞くと、多くの人は「質問すること」「目標を明確にすること」「行動を引き出すこと」といった“スキル”を思い浮かべるかもしれません。確かにそれらは、コーチングを構成...

「コーチング×英ブッカー賞(小川洋子、川上未映子)・ダガー賞(伊坂幸太郎)+大江健三郎」…世界が希求する「日本のソフトパワー」を思考します!

20日(現地時間)に発表される国際ブッカー賞の最終候補には川上弘美さんの「大きな鳥にさらわれないよう」の英語版「Under the Eye of the Big Bird」(アサ・ヨネダさん訳)が入っている。同賞は英国の...