政治をやっている人へのコーチングは、マーケットがあるなと思いました

新藤隆志コーチ（千葉県流山市）とのコーチング対話 Vol.5

ゲストは、一般社殿法人 日本エグゼクティブコーチ協会（JEA）の認定エグゼクテイブコーチとして活躍されている「INEx･C&C（アイネクス・シーアンドシー）」代表の新藤隆志さんです。　

（新藤）
悩まれているタイミングだったんです。僕に話をしてみたいということでコーチングをやったんですね。そしたら、「あーっ、自分はこうだったんだ…」て、気づいてくれて。
「いちばん何がしたいんだってことがよくわからなかった」のが、セッション3回目くらいで、「自分がどうしらいいのか、この会社で自分はどうやっていけばよいのか…自分の中でヒントが得られた」と、言ってくれました。
そこから一気に自信を持たれて動かれたんですね。もちろん「山あり谷あり」なんですけれど、この方とは毎月1回1時間コーチングをやっています。現在も続いていますから、20ヶ月ですね。
「自分の生きる道」というかね、そのことが最終ゴールだと思うんです。本人はそこまで具体的に言葉にはされていませんが、そこに向かって、そのプロセスを私がお手伝いしている。伴走している実感があります。

最初のエグゼクティブコーチングのクライアントとは現在も継続中

（坂本）
素晴らしいですね。それで、「いつまでやりましょうか？」っていう話は？

（新藤）
それはないですね。
「毎回毎回気づきが生まれる」って、その方は言ってくれますし、それは私も一緒で、毎回のセッションが新鮮です。「プロコーチもこうやって学びを重ねていくんだな…」と、改めて気づきを得ています。
その方はものすごく成長されていますよ。

（坂本）
これを読んでいただいている読者は、「その方とはいくらで契約されているんだろう？」と、知りたいと思うので…おいくらでやってらっしゃる？

（新藤）
最初であり個人としての契約なので、1時間2万円のフィーです。

（坂本）
では…会社契約のケースを紹介いただけますか？

（新藤）
会社契約ですか？ そうですね…その方とはLinkedIn（リンクトイン）でつながったんですが、グローバル企業の日本支社です。実は「会社に入ってくれないか」と言われたんですが、それはお断りして「コーチであればやらせていただきます」、とお話ししました。それで、社長を含めた7人のマネジメントグループのコーチをやることになりました。2022年の12月から始めています。

（坂本）
この会社との契約は？差支えなければ…

（新藤）
毎月数千ドルです。コーチングをベースに結構いろんなことをやっています。
アメリカの会社なんですが、日本はローンチしたばかりの年間売上数十億円規模の会社です。日本の会社はアジアパシフィックの傘下にあって、シンガポールのそのCEOとは、関係をもっていたので、お引き受けしました。

毎月数千ドルの契約で「7人のマネジメントグループ」のコーチングを展開

（坂本）
ありがとうございます。
あと、お話しいただけるクライアントは…いかがでしょうか。

（新藤）
そうですね… コントラクト・セールス・オーガニゼーション（CSO）をやっている会社で、その会社のCEOの方とつながりがあって、お引き受けしました。
社内にコーチングの資格を持った人がいて、10人くらいの営業マネージャーにコーチング研修をするのをオブザーブで参加して、サジェッションさせていただく、ということをやっています。
その営業マネージャーは職場に戻り、部下とのコーチングをやっていく、という流れなんですが、その人たちが部下に対してコーチングをやっている時に、オブザーバーで入って、1時間のコーチングセッションの後に、1時間フィードバックさせていただく、ということもやっています。
その翌月は、僕が一人ひとりに対するコーチングセッションをやるんですね。「1カ月やってみて、どんな気づきがありましたか？」、といった内容です。
コーチングを学ぶと、本人もコーチングのベネフィットを感じられるようにならないといけないじゃないですか。それを体現してもらう、ということにフォーカスして…そういうこともやりましたね。
これが2つ目の会社です。
おかげさまで顧客も増えてきて、コンサルとコーチングを掛け合わしたような内容でもやっています。

（坂本）
ありがとうございます。
さて、今回のインタビューの目的でもあるんですが、「流山市にお住いの新藤コーチが、このエリアを中心にコーチングを広めている」「流山市には素晴らしいエグゼクティブコーチがいる」ということをしっかりとお伝えしようと思うんですね。
そのあたりのことをお聴きしたいのですが。

（新藤）
ありがとうございます。
流山市には、自営業の方がたくさんいらっしゃいます。少しでもお役に立てることが出来れば、という思いです。

（坂本）
コーチビジネス研究所としても、特に中小企業のオーナーを応援したい、という思いがあります。

新藤さんは政治家もクライアントとしてコーチングを実施

（新藤）
それから、事業者の方ではないんですが、ある地方自治体の政治家の方にもコーチングをやった経験があるんです。

（坂本）
政治家の方ですか…それは興味深い。どういう経緯で、新藤さんにお願いしよう、ってなったんですか？

（新藤）
彼は僕がプロコーチをやっていることを知っていて、飲んだりしてたんだけど、「サポートしますよ」って言って、彼の事務所に行って1時間半くらいだったかな…いわゆるコーチングをしました。

（坂本）
新藤さんはその時、「コーチとしての自身の気づき」には、どんなことがありました？

（新藤）
政治をやっている人へのコーチングは、マーケットがあるなと思いました。マーケットっていうとおかしいですけど、政治家は一方的に話をするというか、プレゼンそのものが仕事だから、それで支持者を増やしていく、という世界ですよね。
ただ政治家を、人として理解して話を聴こうって人たちは、そんなにいないんじゃないかな、って感じるんです。
政治家として、住民に対して何をなされようとしているのか、ご自身がどう貢献したいと考えているのか、コーチングを通じて深掘りしていけば、今までとは違ったその方の「気づき」につながると思うんです。コーチがその「壁打ち相手」にしっかりなる。

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インタビュー5回目の掲載はここまでとさせていただきます。
「政治家×コーチング」と聞いて、意外感を覚えたのですが、新藤さんのお話に、とても「納得」できました。次回はお住まいのある流山市について語られる対話です。

新藤隆志コーチ（千葉県流山市）とのコーチング対話

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