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コーチとコンサルタントの違いとは?

「コーチってコンサルタントのようなものですか?」
「コーチングとコンサルティングって、どう違うんですか?」
よくそんな質問を受けます。コーチングとコンサルティングの違いを、具体的な相談例を挙げてご説明しましょう。

「会社を辞めて独立しようかと思っているんだけど……」
身近な人にそんな相談をしたとき、「独立? そんなバカなことをしてどうするの?うまくいくわけがないでしょ。会社にいれば給料をちゃんともらえるのに、何もそんなリスク追う必要ないじゃない」などと返された経験はありませんか?
身近な人に独立や起業の相談をすると、ほとんどの場合はこんな形で反対されることが多いと思います。

コンサルタントはアドバイスする人

経営コンサルタントがこんな相談を受けた場合、相談者に対して、「誰に、何を、どのようにビジネス展開したいのか」といったことを確認したうえで、「それは、競合が多いからやめた方がいいでしょう。こっちのやり方でやっていきましょう」という形で、具体的にアドバイスしていきます。

コーチングはアドバイスするのではなく、相手が自ら気づき行動変容するのを支援する

では、コーチングの場合はどうでしょう?
「どうして独立・起業したいと思ったんですか?」
「起業することで何を成し遂げたいんですか?」
「起業という夢に近づくためにどんなステップを踏んだらいいと思います?」
このように、コーチはいろいろな角度から質問をしていくことで、あくまでも相談者のなりたい姿に焦点を当てて対話を進めていきます。

コーチは基本的にコンサルタントのようなアドバイスはしません。
「答えはクライアント自身が持っている」――それがコーチングの根底にある考え方です。コーチングによって、クライアントの中にある想いや考えが自ずと引き出され、クライアント自らが気付いて行動するようになることを目指します。
これに対し、コンサルティングは、コンサルタントが持っている知識、情報、ノウハウなどをクライアントに提供することに軸足が置かれます。

コンサルティングは、クライアントの問題や課題の解決が目的です。そのため、コンサルタントは現状を分析し、問題点や課題を見つけ、その解決に向けた最善の提案をします。コンサルタントが持っている知識・情報・ノウハウを用いて、アドバイスや指導を行います。

それに対して、コーチングは原則としてアドバイスや提案はしません。
コーチングは「人は無限の可能性がある」「答えは相手の中にある」という基本的な考え方に基づいて、相手の中にある可能性を最大限に引き出すためのサポートをしていきます。
コーチングのゴールは目標達成や行動の結果にありますが、結果のみならず相手の成長ということをとても大事にしています。

私は長年、中小企業診断士として中小企業支援に携わってきましたが、コンサルティングは欠けたところを埋めることはできても経営者や企業の自己成長という観点でみるとコンサルティングの限界がそこにあることを感じています。

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