こんにちは!
銀座コーチングスクール埼玉校・池袋校を運営する中小企業診断士・コーチビジネス研究所の五十嵐久です。
昨日、私の師匠でもある国際コーチ連盟マスターコーチの谷口貴彦氏の講演を聞く機会がありました。
国際コーチ連盟が定めるコア・コンピテンシー(Core competencies)を体現するということで、解説のみならず、デモセッションが行われました。
コア・コンピテンシー(Core competencies)とは、核となる能力水準という意味です。
経営の世界にも、コア・コンピタンス(Core competence)という言葉があります。
一般的には、ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」などと言われています。
ICF(国際コーチ連盟)が定めるコア・コンピテンシーは、コーチとしての模範的な行動様式を定めたもので、コーチにとっての教典とも言えるものです。
国際コーチ連盟認定のマスターコーチになるには、2,500時間以上のコーチング実績が必要となり、マスターコーチの資格を持っている人は、日本ではまだ少ないです。
そんな谷口さんから、国際コーチ連盟のマスターコーチになるまでの変化について大変興味深い話がありましたので、ご紹介します。
谷口さんは、コーチとして次のように、自分の中の問いが変わってきたと言います。
1.「どうすれば問題は解決するだろうか?」
2.「何があれば問題は解決するだろうか?」
3.「どうなれば人は成長するだろうか?」
4.「どうなれば人はゴールを達成する人になるだろうか?」
最初の頃は、頭の中に、1や2のような問いばかりがあった。
そして経験を積むにしたがって、徐々に3や4へ問いかけが変わってきたそうです。
このことは私にも少し理解できます。
私も最初の頃は、問題解決志向が強かったし、いまだにそんな一面が顔を出すことも少なくありません。
ビジネスパーソンの頃から、常に問題解決を求められてきたためか、いつも自然とそのような頭の働きをしている自分がいます。
コーチングでは、事柄や問題解決ではなく、クライアントに焦点を当てることが大切ということを学びます。
もしあなたがコーチなら、是非、自分に次の質問を投げかけてみましょう。
「どうすれば人はゴールを達成するようになるだろうか?」
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五十嵐 久
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