
①「お父さん、空はなぜ青いの?」
②「お父さん、どうして勉強しないといけないの?」
「お母さん、どうして学校へ行かないといけないの?」
あなたも子どもの頃、こんな質問をしたことありませんか?
あるいは子どもから、こんな質問を受けたこともあるでしょう。
子どもの質問を聞いていると、子どもは名コーチだと思うことがあります。
コーチの質問は、相手のための質問であることが基本です。
コーチが知りたいことを質問するのではなく、その質問をすることで相手が考え、自分で気づき、行動が変わる、そんな質問がよい質問とされています。
子どもは、自分が知らないことを純粋に親や大人に聞いてきます。
それは子どもの知的好奇心です。
それだけに子どもの質問には、はっとさせられることがあります。
①「空はなぜ青いの?」と聞かれても、すぐに答えられない場合もありますね。
この時に、大人は自分が知らなかったり、忙しくて答えるのが面倒だったりすると、「そんなことはどうでもいいでしょ。」と、突き放してしまうことがあります。
こういう質問をされたとき、どうしたらいいのでしょう?
答えを知っている必要はありません。
答えを教えてあげることよりも、子どもの知的好奇心を満たしてあげるようにします。
「どうしたら調べることができるか」を子どもに問い、一緒に考えてあげます。
場合によっては調べる方法を教えてあげます。
子どもは答えを知りたくて自分で探すようになるはずです。
コーチングも同じです。
その分野に関する知識がなくてもコーチングができるのは、質問力があるからです。
②の「どうして勉強しないといけないの?」「どうして学校へ行かないといけないの?」という質問も正解はありません。
「お父さんはこう思うけれど、あなたはどう思う?」と聞いてみます。
あるいは他の人の意見も聞いてみることを勧めてみましょう。
最終的には子どもが「自分で考えること」の大切さを理解することです。
私は自分の娘に「勉強しろ」などと一度も言ったことがありません。
ただ「学ぶことの楽しさ」は話してあげました。
「答えを与える」のではなく、子どもに自分で考える力をつけさせることが大切です。
「答えは相手の中にある」それがコーチングの考え方です。