おはようございます。
コーチビジネス研究所、銀座コーチングスクール
埼玉校・池袋校を運営する中小企業診断士、
コンサルティング・コーチの五十嵐久です。
あのアップル社を生んだステーブ・ジョブズは、
部下に考えさせる天才だったと言います。
例えば、「世界中の倉庫すべてを閉めろ」
というような指示を出したようです。
あなたは、上司からこんな指示があったらどうしますか?
皆、分からないから考えますよね?
商売の大きなリスクの一つは何でしょう?
在庫を抱えることです。
ビジネスにおける倉庫とは何か、
倉庫とは何かということを考えられる社員しかわかりません。
また新しいiMacの広報会議を開いているとき、
突然ジョブズは映画『Mr.インクレディブル』のポスターを取り出して
iMacの新製品の広告をこのポスターのようにしてほしい」
と指示したようです。
何のメッセージがあるんだろうと考えます。
自分たちで頭を使って満足のいくものを
作り上げるようになります。
その結果、シンプルで洗練されたデザインの
iMacのポスターが生まれました。
「教える」ということは、
記憶力のいい人間しか育ちません。
予備校講師として著名な林修先生も
『教えない授業』」に変えてきていると言います。
「教えるということはついて来れるレベルまでしか育たない
勉強は人についていくものではない
考えるヒントをたくさん出すことです」
「だから面倒見の良い学校は大嫌いです。
自分が考えることを放棄させます。
一番社員の能力を伸ばさない方法です
今の日本社会は教えすぎる」と言っています。
まったく同感です。
私も長い間、社員教育に携わってきました。
少しずつ変わってきてはいますが、
いまだに「教える」ということが中心になっているように思えます。
コーチングの基本的な考え方は
「答えは相手の中にある」です。
したがって、コーチングでは基本的に教えることをしません。
コーチって指導する人でしょう?
とよく言われます。
指導とは、教え導くことです。
コーチというとスポーツの世界で技術を教える
コーチをイメージする人が多いことから、
そのように思っている人が多いのですが、残念なことです。
多くの経営者と話をしていても、
求める人材(人財)は、自ら考え行動できる「自立型人材(人財)」だと言います。
変化する環境の中では、誰がやっても同じような結果を
出せる、正解と言えるような方法はありません。
同じ会社で、同じ営業方法で、同じ商品で売るとしても、
誰が売るかで、その成果はまったく変わってしまいます。
常に、状況の変化に対応して、自らの努力によって
最善の方法を考え続けることが必要です。
だとするならば、そのような人材育成を行っていますか?
従来通りの「教える」研修になっていませんか?
コーチングを導入している企業も
コーチングを単なるテクニックだと思って
スキルだけを伝える研修になっていないでしょうか?
コーチングの本質を伝えてほしいと願っています。
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お知らせ
◆2015年4月から
淑徳大学 池袋サテライトキャンパスにて、
「プロコーチ入門講座」が開講されます。
http://ext.shukutoku.ac.jp/course/detail/3203/
◆アントレプレナーズ・ネットワーク(EN)「きずな川口」
http://entre-network.jp/
アントレプレナーズ・ネットワーク(EN)とは
経営者としての成長と事業の成長を実現する
次世代マーケティングのプラットフォームです。
会員相互の成長支援を目的とした組織です。
毎週水曜日早朝7:30〜9:30
埼玉県川口駅前で定例会の開催を開催しています。
現在一緒にやって頂ける仲間を募集中です。
あなたも参加して一緒に成長を目指しませんか?
info@coaching-labo.co.jp
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(株)コーチビジネス研究所 代表取締役
銀座コーチングスクール埼玉校、池袋校共同代表
中小企業診断士・コンサルティングコーチ
起業家のためのビジネスモデル構築コーデネーター