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イチロー選手にみるコーチング・ファウンデーション(自己基盤)

大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手が、3月21日、45歳で現役引退を表明しました。

日米通算 4367安打(打率.322) 米国通算3089安打
大リーグ 10年連続200安打達成(2004年の262安打は最多安打記録)

日米球界でいくつもの記録を塗り替え、独自の哲学と妥協のない姿勢で野球と真摯に向き合ってきたその姿は学ぶところが多いですね。

妥協なく技を探求し、健康面でも自己管理を徹底。自分の限界をはかりながら、それを少しずつ超えることを心がけたといいます。

野球の枠を超え、人々に勇気を与えてくれました。

コーチングにおいて大切なのはファウンデーション(自己基盤)

コーチングも単なるスキルではありません。
クライアントに質の高いコーチングを提供していくうえで、まずはコーチ自身の土台を整え続けることが必須です。

目標を達成できる人とできない人の差はどこにあるのでしょうか?

イチロー選手のように、次々と目標達成を進めて、よりよい充実した人生を過ごす人もいれば、目標達成が叶っても満足できず、充実感を得られない人もいます。
そもそも目標達成に向かおうとしない人もいます。

その違いはどこからくるのでしょうか?
それはその人の土台ともいえる「ファウンデーション」が整っているかどうかの違いからきています。

それでは「ファウンデーション」とは何でしょうか?
建物を建てるときに一番時間をかけているのが基礎工事です。特に高い建物を建てようと思えば思うほど、この基礎工事が重要になります。

私たち人間も同じです。なりたい自分になるための土台、それがファウンデーションです。地盤が強固なほど、自分の人生を思い通りに描くことができ、行動できます。

具体的には、次のようなことがあげられます。
(1)自分を理解し、自分を認めてあげる
(2)他者との違いを受けとめる
(3)ありのままの自分を受けとめ、自分らしい一歩を踏み出すエネルギーに満たされてい

(4)やりたいことに挑戦できている

イチロー選手の次の言葉に、その生き方のヒントがあるように思います。

遠回りすることでしか本当の自分に出会えない

「自分の限界をちょっと超えるというのを繰り返していく。少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけないと思う。地道に進むしかない。進むだけではなく後退もしながら、ある時には後退しかない時期もある。でも自分がやると決めたことを信じてやっていく。間違ったことを続けてしまっていることもある。そうやって遠回りをすることでしか本当の自分に出会えない、そんな気がしている」

できると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思うから挑戦する

「新しい世界に挑戦することは勇気がいる。成功すると思うからやってみたい、できないからいかないという判断基準では後悔を生む。
できると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思うから挑戦する。(そうすれば)どんな結果でも後悔はない」

人より頑張る、ではなく自分の中のはかりを使う

「人より頑張る、というのではなく、自分の中のはかりを使い、自分の限界を見ながら、少しずつ(自分を)越えていった結果である」

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