依存人生から脱却しよう!(2020/01/30)

あなたは、いまなぜ、その仕事をしているのでしょうか?

「小さい頃からやりたいことだったから」「たまたまご縁があったから」「就職試験で、ここしか受からなかったから」「お金のため仕方なく」など、それぞれの目的や理由があって、今の仕事に就いていることでしょう。

同じ人生なのに、ある人は「会社へ行くのが楽しみだ」という人もいれば、「毎日会社へ行くのが辛い」と感じている人もいます。出世街道を突っ走る人もいれば、なかなか出世できないでもがいている人もいます。

その違いはどこから来ているのでしょうか?
同じものや、同じチャンスを与えられ、同じようなスタートラインに立っているにもかかわらず、どうしてこのような違いが生じてしまうのでしょうか?

「能力がないから?」「学歴がないから?」「生まれ育った家庭環境が良くなかったから?」「貧乏でお金がなかったから?」「上司に恵まれなかったから?」「身体が弱かったから?」…
様々な理由が考えられるかもしれません。

選択の基準が、人生の結果を創り出している

ただ一つ言えることは、「あなたの選択の基準が、あなたの人生の結果を創り出している」ということです。今の自分は、すべてあなたが選択してきた結果です。

過去の人生の岐路ともいえる選択の場面を思い起こしてみましょう。
その時々に選択をしてきたあなたの「基準」はいったい何だったのでしょうか?
自分にとって何が大切だったのでしょう?
どんな価値観に基づいて選択してきたのかが見えてくると思います。

価値観とは、その人が「何を大切にするか」を示すものだからです。
私たちは、ほとんど無意識のうちに、価値観にしたがって優先度を決めています。

新たなビジネスに参入するかどうかの重要な判断も、「正しいか、正しくないか」よりも、「やりたいか、やりたくないか」が最終的な決め手になります。
この「やりたい」という自然な気持ちが価値観です。

未来は価値観によって創られる

何らかの選択肢があったとき、どの選択肢を選ぶかによって、未来の姿は異なってきます。もしも、論理的な分析によって未来が予測可能であるとすると、誰かによって描かれたシナリオをただ演じるだけのものとなってしまいます。一人ひとりの選択によって未来が違ってくるからこそ、創造性が発揮できます。

創造や変革は、これまでとは異なる未来を創り出すことです。
未来が自分の選択によって決まり、選択は価値観によって行われるものだとすれば、未来は価値観によって創られると言えます。そのため、「どうなりたいか」という未来のビジョンを見定めるためには、「何をやりたいか」という自分自身の価値観を理解していることが必要です。未来を観るためには、自分を知らなければならないということになります。

ところが私たちは自分の本当の価値観を認識していないことが多いです。
なぜなら、価値観には、内発的動機に基づく内発的価値観と外部の環境など外発的な動機に基づく外発的価値観があるからです。

内発的動機と外発的動機

内発的動機付けとは、その要因がその人の心の内面に無意識のうちに存在するものです。自分の内側から起こる動機付けのことです。好奇心や探求心が基になっていることが多いとされます。子どもの頃に夢中になっていたことを思い出してみましょう。虫の形や動きに魅了されて昆虫採集に我を忘れて楽しんでいたなどということがこれです。
「やりたいからやる」これが内発的動機付けの特徴であり、原動力です。生きていくうえでの生きがいにもなり、幸せのカギともなります。

一方、外発的動機付けに基づくものとは、外部から報酬や賞賛を得ることを目的とした動機付けのことをいいます。「上司に褒められたいから頑張る」「お金が欲しいから働く」などといった行動がそれに該当します。

内発的動機は意図的に持つことができないと言われます。そのため、外発的動機付けに影響を受ける可能性があります。「いつまで遊んでいるの、勉強しなさい!」と父親や母親から叱られた子どもが勉強を優先しなければならなくなり、結果的にその遊びに興味がなくなってしまうというケースもあります。

ビジネスパーソンの場合、会社生活にエネルギーの大部分を注いているうちに、「やるべきこと」を自分の「やりたいこと」と思い込んでしまい、後になって「こんなはずではなかった」などと気づくこともあったりします。自分の価値観が自分の内的動機付けに基づくものか、外発的なものかは、普段あまり意識していないので気づかないことが多いと思います。

外発的に形成された価値観は、個人の外側にあります。その発生源は尊敬する人などの他者であることもあれば、その人が所属する組織や社会にもあります。ビジネスの世界で、特に強い影響を及ぼすのは個人が所属する組織(会社)の価値観です。

組織の価値観を形成するものは、経営者の価値観によるところが大きいです。特に創業経営者の場合は、とても大きく影響してきます。また会社において長年、形成されてきた企業風土や会社の規則などもあります。特に社員を評価する人事評価制度も、社員個人の価値観に影響を大きな与えています。

会社に入るまでは組織の価値観の影響を受けていない人が、入社して5年、10年と経過するにつれ、自分の「やりたいこと」がいつの間にか、「やるべきこと」に変わっているといったことがおきます。そのことが悪いということではありません。外部から何かを期待されたり、要求されたりするからこそ、人は期待に応えようと、努力することができます。会社内に共有された価値観があるから、メンバーが同じ方向に向かって進むことができます。
会社は、全員が同じ方向に向かって進むことを目指して社員教育もしてきました。

自分の軸を持つ

問題は、私たちが無意識のうちに外発的な価値観に従ってしまうことです。自分の価値観を外部に置いてしまうと、人は受け身になってしまいます。外部の基準が変わってしまったときに、自分も変わることを強いられてしまうことです。今のような変化の激しい時代には、自分の軸を持たないと外部の変化に翻弄されかねません。

例えば、会社の中で、若い頃は大変評価が高く、出世の先頭を走っていたにも関わらず、組織の責任ある立場に就くと力を発揮できなくなってしまう人がいます。マネジメントスキルが不足していることに起因していることもありますが、多くは自分の軸をしっかり持っていないことによります。会社から目指すべき目標を与えられれば力を発揮できますが、自らそれを設定することができない、といったことが起きるからです。

変化の激しい環境の中では、自分が「何をやりたいか」「どうなりたいか」という信念をしっかり持っていなければ、自分が望む未来を実現することはできません。外発的なものであったとしても、それを変わらない価値観と調和させて自分の軸にしていくことが大切です。

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