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コーチングスキル「認める(承認)」とマズローの欲求5段階説

 こんにちは!

コーチビジネス研究所、銀座コーチングスクール
埼玉校・池袋校を運営する中小企業診断士
コンサルティング・コーチの五十嵐久です。

11月7日~9日にかけ、さいたまスーパーアリーナで
コラボさいたま2014」が開催され、
銀座コーチングスクール埼玉校も出展しました。

昨日、その会場に行く途中、電車の中で、
また残念な姿を目にしました。

父親とその息子さんと思われる2人です。

息子さんが一所懸命話しかけているのに、
その父親はスマホでゲームに夢中になっており、
一度も息子さんの顔を見ず、無視していました。

コーチングスキルの中で基本となる
認める(承認)」というスキルがあります。


人は認められることで安心感を持ち、

自分自身をより信頼する気持ち、(自己信頼)が生まれます。

コーチは、相手の話から聞こえてきた事実を
受け止め、認めることで、クライアントが
安心感や自己信頼を得られるようにします。

このことにより、クライアントのコーチに対する
信頼感が醸成され、何でも話せる雰囲気が生まれます。

「認める(承認)」はコーチングマインドの基本であり、
相手を心から信頼し、存在そのものに敬意を払っています
ということを、クライアントに効果的に伝えるためのスキルです。

「認める(承認)」とは、相手の言うことを
そのまま受け止めることです。

ありのままの事実や存在、あるいは変化を、
ただそのまま受け入れ、認めます。

内容について同意したり、評価や他の誰かと比較することを含みません。

相手が気づいていない進歩や成長等を
具体的に伝えることも認めることです。

「認める(承認)」と「ほめる」は違います。

「ほめる」とは、相手の良い点や上げた成果(好ましい事実)を
取り上げ、相手を肯定的に評価し、それを伝えることです。

それに対して、「認める」は、事実・存在を
そのまま伝えることであり、肯定・否定に関わらず、評価を含みません。

「私の意識の中に、あなたはちゃんといますよ!」
というのが基本的なメッセージです。

私たちは、誰もが常に、ある不安を抱えています。
それは「自分はここにいてもいいのだろうか」
という不安です。

人は自分の存在を誰かに認めて欲しいと思っています。
人に存在を認めてもらうことが仕事のうえでも、
生きていくうえでも、エネルギーになります。


心理学者のA・マズロー
が提唱した
欲求5段階説」というのがあります。

人は低次元の欲求が満たされてはじめて、
高次元の欲求に向かうというものです。

この5段階の欲求とは、
(1)生理的欲求、(2)安全の欲求、(3)社会的欲求、
(4)自尊の欲求、(5)自己実現の欲求です。

このうち、3番目の社会的欲求は、「愛と所属の欲求」
とか「関係性の欲求」などとも呼ばれており、
チームで仕事をしていくうえで大切なところです。

社会的欲求が満たされないと、
「自分はここにいていいのか」
「自分は必要とされているのだろうか」
といった疑問や不安が出てきたりします。

そうなると仕事に集中できず、不安を解消する
ために多くのエネルギーが使われてしまい、
チームの不協和につながります。

認めるの反対は無視です。
無視されるのは最もつらいことです。
先ほどの父親のようなケースですね。
無視されて育った子供の将来はどうなると思いますか?

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 (株)コーチビジネス研究所 代表取締役
銀座コーチングスクール埼玉校、池袋校共同代表
中小企業診断士
起業家のためのビジネスモデル構築コーデネーター

五十嵐 久

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