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『コンサルティング・コーチング(自立支援型コンサルティング)』~自立支援型コンサルティングのすすめ~

自立支援型コンサルティングとは、経営者に寄り添い、経営者のよき理解者となり、経営者の想いを引き出してやる気を起こし、自発的な行動をつなげる取り組みです。

①信頼関係づくりから取り組む

信頼関係も段階があります。まずは、警戒を解くところから始まり、安心しリラックスして話ができるような場づくりに取り組みます。信頼関係とは、友達関係ではなく、一緒に問題を解決する役割の違う仲間のような関係です。基本的には、あなたと同じ仲間です、だから安心してください、という同じ価値観を共有する仲間意識=ラポールを醸成します。
注意しなければいけないのは、表面的な妥協や共感ではなく、直感に訴える深層的な一体感が重要です。そのためには、相手が見ている世界を相手の目線で見ることが必要です。相手の世界をひとつひとつ言葉にして伝えて、相手と確認していくことが有効な信頼関係構築に役立ちます。

②想いを引き出しビジョンに落とし込む

企業全体の話の前に、経営者個人に関心を持ちましょう。プライベートに注意しながら、経営者のパーソナルな部分を引き出すほど、関係性も深まります。経営者の想いを引き出すことは、本来やりたいことを思い出してもらうことであり、発想や可能性を広げ、やる気を向上させることにつながります。
通常、経営者は目先の問題の対処ばかりに意識が行きがちですが、本来は将来に渡って成長を続ける手当てをすることが重要な役割です。その軸となるのが経営者の想いやこだわりです。ワクワクする“ありたい姿”をまず見つけてから、企業ビジョンに落とし込みます。こうすることで「~しなければいけない」から「~したい」に変わり、経営者の考えや行動も変わります。経営者自身でゴールを見つけられないときは、探し出す手伝いをすることも必要です。

③経営者のやる気と自発性を引き出す

自立支援型コンサルティングの基本的な支援姿勢は、答えを与えるのではなく、経営者自身が発見し決断するのを手伝うというものです。人間は他人から言われる通りにやるより、自身で気付いて行動を決めた方がやる気を出し、行動につながります。つまり、中小企業診断士の提案が、正しく素晴らしいものだと頭で理解しても行動にはなかなかつながりませんが、経営者自身がやりたいことを見つけ出し、そのためにやることを決めることは、やる気を引き出すだけでなく、自発的な行動を促します。

④経営者自ら必ず答えを見つけだすと信じる

自立支援型コンサルティングの基本的な考え方は、答えを教えたり与えたりするのではなく、経営者の可能性を信じ、経営者自ら答えを見つけ出せるよう取り組むことです。中小企業診断士は、自身では経営者が望む答えを出せないことを自覚し、押し付け的な指導ではなく、謙虚な姿勢で、真摯に経営者に接する必要があります。

⑤可能性を広げ、成果を出す

自立支援型コンサルティングは成果の出しやすいことが特長です。それは経営者のやる気を高め、持続した行動を促すやり方だからです。いくら素晴らしい提案をしても、経営者が行動しなければ何も成果が得られませんが、たとえ最初はささいな改善の一歩だとしても、行動し続ければ、何らかの結果は確実に出てきます。
また自立支援型コンサルティングでは、経営者の想いを引き出し、それを軸にしたワクワクするビジョンを形成します。現状からの発想では目先のことに囚われ、大胆な明るい将来への発想がし難いですが、想いやビジョンから発想し、段階を踏んで現在に落とし込んでくる自立支援型コンサルティングでは、発想が広がり経営者や企業の可能性も広がります。

⑥行動を促し自立できるようフォローアップ支援する

自立支援型コンサルティングでは、経営者の想いを軸にして策定した経営戦略や事業計画、アクションプランに沿って、経営者自ら積極的に行動をし続けリーダーシップを発揮し続けられるよう、中小企業診断士が継続したフォローアップ支援を行います。単に実績やアクションの確認をするモニタリングではありません。経営者の想いを大切にし、励まし、後押しすることで持続的な行動を促し、必要な情報提供やフィードバックをタイミングよく行い、企業が自立し、自ら自走できるようなフォローアップ支援を行います。

⑦経営者に寄り添い、右腕になる

一般的に経営者は孤独であると言います。特に経営に関することは、家族でもなかなか理解してもらえず、社内に本音を打ち明けて相談できる相手もいません。経営者が最終決裁者であり、最終責任者です。自立支援型コンサルティングでは、経営者を理解し、相互の信頼関係を築き、率直に話の出来る、外部の支援者となります。経営者が安心して気軽に相談できる外部の頼れる右腕となることを目指します。
(埼玉県中小企業診断協会コンサルティング・コーチング研究会の調査研究事業報告書から一部抜粋加工)

自立支援型コンサルティングの実施には、コーチングの考え方やスキルが必要です。中小企業診断士(経営コンサルタント)がコーチングの考え方やスキルを身につけたら、経営者の大きな力になれると確信しています。
中小企業経営者一人一人にコンサルティング・コーチングができるコーチ(コンサルタント)がいる、そんな環境をつくることが私の夢です。

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