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自己一致は、理想の自分になるための必要条件

表面だけの魅力はいつか剥がれる

こんな企業に勤めたいと思う理由の一つに、まずはその外見が魅力的であることです。
例えば、東証一部上場企業、100年以上続く老舗、TVなどでも取り上げられている急成長企業、研修や福利厚生が良いなど、「安定」「成長」「安全」が視覚的に見えるものに人は魅力を持ちます。
しかしながら、その表面がメッキであった場合、期待値が高い分だけ、それに惹かれて集まった人の落胆は大きいものです。

これは、実は、人にも言えることで、表面上は立派なことを話していた人が、裏では人を罵倒したり嘘をついたりする人だったとします。
外面と内面のギャップが大きいほど、周囲の人はその人に不安を感じ、それがいつしか不信へと発展し、関係性が修復できないほど溝ができる可能性があります。

特に人を統括する立場にある人や、人材育成を担当する役割を担う人は、表面と内面を一致させる「自己一致」が大切で、人を引き付ける力を外見だけでなく内面からも磨くことが求められます。

自己一致は、自分の心のブロックを外すこと

あるクリニック経営者に、第一印象や講演会では、「一緒に働きたい」「素晴らしい」といわれる人がいます。
しかしながら、実際にその人と働く人は長続きせず、なぜか徐々に離れていってしまうのです。

では、どうして人が離れてしまうのか。表では理想の「あるべき姿」を掲げ、その理想に賛同した人が「働きたい」と彼の元に来ます。
ところが、徐々にその経営者の「一緒に働くなら理解しろ」的な甘えや傲慢さ、そしてお金に関する汚さなどが見えてしまい、一緒に働くことに嫌気がさしてしまうということでした。

誰もが、仕事を維持するために、資金を得ることは大切であり、きれい事だけで経営は成り立たないことも理解しています。
そのため、一緒に働く人も、経営者がお金に細かいことに対しては「口うるさい」とは感じても「信じられない」とまでは考えません。
しかしながら、「言われるまでお金を払わない」「小さな嘘をつく」などの現実を見せられた時、経営者の「自己不一致」に気付き「ついていけない」と感じるのです。

この経営者は「本当はお金を稼ぎたい」と思っているのですが、「お金のことを口にするのは恰好悪い」「人に太っ腹と見られたい」というブロックが邪魔をして、表面では「弱い人からお金を取るのは悪」と口にしています。

たぶん表面の言葉も、経営者のありたい姿ではあります。
ところが、それは「本当はお金を稼ぎたい」希望がかなったうえでの理想の姿でしかないことに経営者は気が付いていないのです。

実はその経営者と働く部下や仲間達は、そのことに気が付いています。気が付いていないのは経営者自身。
だからこそ理想を語り続けることが、周囲の人からは次第に“薄っぺらな人間”に見えてしまい、信頼も信用もできなくなり彼のもとを去っていくのです。
人の上に立つ、人をまとめる立場になる人は、理想を口にする前に、自分の内面にあるブロックを知らなければ、表と内面のギャップが大きくなるばかりで、あなたが描く未来の夢は実現不可能になってしまうのです。

コーチングは理想の自分に自己一致させる力がある

自己一致は、「あるべき姿」と「あるがままの自分」が同じであればあるほど安定した精神状態となり、人に安心を与えます。
自己一致させるためには、自分の強みや長所だけでなく、自分の弱みや短所、考え方の癖や価値観、劣等感や罪悪感などにも目を向けていくことが必要です。

一個人であれば、「これが私である」と認識するだけでも大切なことです。
自分を受け止め、受け入れることができるだけでも、人は十分生きやすくなります。
しかしながら、指導的な立場にある人には、さらに「なりたい自分」「あるべき姿」の自分と一致させる必要があります。

自分の中にあるブロックを理解し、「なりたい自分」「あるべき姿」に自己を一致させるプロセスは、一人で内省を行いながらできる作業です。
ですが、それは時間がかかり、先ほどの経営者の方のように「自分の問題に気が付けない」こともあります。

これでは時間の無駄になりますよね。

コーチングは、「なりたい自分」「あるべき姿」と現状のギャップの原因を見つけ、最速で短期間で自分の理想に近づくための方法です。
いつも同じことで躓く、周囲の人が次第に離れていくときは、コーチングを通して、自分を見つめ直してみませんか?
あなたの内面からあふれ出る魅力が人を魅了し、夢の実現に大きく近づくことができるようになるはずです。

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