意図を読む力がないとリーダーは務まらない(2018/07/10)

最近、よく国会などで「忖度(そんたく)」という言葉が話題になります。
「忖度(そんたく)」とは、他人の気持ちをおしはかるという意味です。

人間には意図のない行動はありません。
相手の気持ち、感情、意図は何かを察知することです。

すべて私たちの行動は自己観からきています。
「自分はこういう人間である」
「〇〇という人は、こういう人である」
自己観とは、自分によって認識される自分と言い換えることもできます。

自己観には「相互独立的自己観」と「相互協調的自己観」がある

「自己」は文化や社会的状況または国や地域によって異なると考えられています。
社会心理学では文化的自己観と呼び、文化的自己観には「相互独立的自己観」と「相互協調的自己観」があるといいます。

自己とは他人や周囲のものごととは区別される独立した存在であるとする「相互独立的自己観」に対し、「相互協調的自己観」による自己は、他人や周囲のものごとの結びつき、その関係を重視します。

スタンフォード大学のヘーゼル・マーカス博士とミシガン大学の北山忍博士によると、「相互独立的自己観」は欧米社会、特にアメリカに見られ、「相互協調的自己観」は東アジア文化圏に多く見られるといいます。

日本社会は「相互協調的自己観」

日本社会は、他人と何らかのつながりで共通の組織に属し、その中での協調的関係を維持することを大切にします。

欧米の「相互独立的自己観」が共有されている文化圏においては、他の人とは異なったユニークな能力や才能が尊重され、積極的に自分を表現することが重要になってきます。

それに対して「相互協調的自己観」が共有されている文化圏では、自己を規定するときに、他者との関わりを非常に考慮します。つまり、周囲の期待や社会的役割のような、自分の環境を取り巻く「外的要因」に影響される傾向があります。

日本では、「他人に迷惑をかけない」「自分勝手な行動をしてはならない」ということを大事にしています。そのため周囲の人の気持ちに敏感に注意を払い、周りの人に自分を合わせ、期待に応えることが求められます。

日本社会において「忖度(そんたく)」ということが問題になるのは、こうした文化的背景によるものと言われています。

リーダーに求められる相手の知識、価値観、経験則、意図を汲み取る力

歪んだ形で「忖度(そんたく)」が行われるのは問題ですが、相手の気持ちをおしはかることは、日本人の美徳であり、大事にしたいところです。
特にリーダーには、相手の知識、価値観、経験則、意図を考えることを求められます。

言葉の奥にある相手の気持ちや感情を掴めないとリーダーとは言えません。
「先生、それってセクハラですよ」
相手の気持ちや感情を掴むには、言葉だけでなく相手の表情や態度、声のトーンや息遣いなどノンバーバル(非言語コミュニケーション)な部分をキャツチすることが求められます。

沈黙の中にも相手の気持ちや感情は流れています。
表情が心を語っていることがあります。

相手の意図を読むには「積極的傾聴」が必要

相手の意図を読むには、「積極的傾聴」とも言われる傾聴力が問われます。

積極的傾聴とは、相手の言葉や態度を通して、その背後にある枠組みと心を正しく理解する心構えや聴き方のことです。
積極的傾聴には、①共感的理解、②受容の精神、③誠実な態度の3つが必要です。

傾聴はコーチングにおいても基本となるスキルです。
「今日はどんな状態にあるのだろうか?」
相手(クライアント)の主題を念頭に置きながらコーチングを進めていくには、相手の発する合図を聞きもらさないよう注意深く耳を傾ける必要があります。

もしも小学生がコーチになったら?(2018/06/20)

①「お父さん、空はなぜ青いの?」

②「お父さん、どうして勉強しないといけないの?」
 「お母さん、どうして学校へ行かないといけないの?」

あなたも子どもの頃、こんな質問をしたことありませんか?
あるいは子どもから、こんな質問を受けたこともあるでしょう。

子どもの質問を聞いていると、子どもは名コーチだと思うことがあります。

コーチの質問は、相手のための質問であることが基本です。
コーチが知りたいことを質問するのではなく、その質問をすることで相手が考え、自分で気づき、行動が変わる、そんな質問がよい質問とされています。

子どもは、自分が知らないことを純粋に親や大人に聞いてきます。
それは子どもの知的好奇心です。
それだけに子どもの質問には、はっとさせられることがあります。

①「空はなぜ青いの?」と聞かれても、すぐに答えられない場合もありますね。
この時に、大人は自分が知らなかったり、忙しくて答えるのが面倒だったりすると、「そんなことはどうでもいいでしょ。」と、突き放してしまうことがあります。

こういう質問をされたとき、どうしたらいいのでしょう?
答えを知っている必要はありません。

答えを教えてあげることよりも、子どもの知的好奇心を満たしてあげるようにします。
「どうしたら調べることができるか」を子どもに問い、一緒に考えてあげます。
場合によっては調べる方法を教えてあげます。
子どもは答えを知りたくて自分で探すようになるはずです。

コーチングも同じです。
その分野に関する知識がなくてもコーチングができるのは、質問力があるからです。

②の「どうして勉強しないといけないの?」「どうして学校へ行かないといけないの?」という質問も正解はありません。

「お父さんはこう思うけれど、あなたはどう思う?」と聞いてみます。
あるいは他の人の意見も聞いてみることを勧めてみましょう。
最終的には子どもが「自分で考えること」の大切さを理解することです。

私は自分の娘に「勉強しろ」などと一度も言ったことがありません。
ただ「学ぶことの楽しさ」は話してあげました。

「答えを与える」のではなく、子どもに自分で考える力をつけさせることが大切です。 「答えは相手の中にある」それがコーチングの考え方です。

ワンランク上のビジネスモデルへ「ISO26000とSDGsの活用」(2018/06/18)

ISO(国際標準化機構:本部ジュネーブ)とは、国際間の取引をスムーズにするために共通の基準を決めている団体で、この機関が定めたものがISO規格です。
それぞれの分野によってISOのあとに番号が付されています。

品質管理に関するISO9001、環境管理に関するISO14001、情報保護に関するISO27001、エネルギー管理に関するISO50001などが知られていますが、あらゆる組織に重要なのがISO26000です。

ISO26000とは、ISO(国際標準化機構)が2010年11月1日に発行した「組織の社会的責任に関する国際規格」です。
この規格は先に挙げたような他の規格と異なり、認証規格ではありません。組織が社会的責任を実践していくうえでの手引きとして定められているものです。

世界中で環境破壊や貧困など様々な社会問題が深刻化しているなど、あらゆる組織に対して、社会的に責任ある行動が求められており、組織の信頼性向上のためにもISO26000の必要性が高まっています。

企業では、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とい言葉が一般的ですが、現在では、様々な組織が持続可能な社会への貢献に責任があると考えられるようになり、単にSocial Responsibility(社会的責任)と呼んでいます。

社会的責任を果たすために、次の7つの原則があります。

説明責任:組織の活動によって外部に与える影響を説明する責任です。
透明性:組織の意思決定や活動の透明性を保つことです。
倫理的行動:公平性や誠実であることなど倫理観に基づいて行動することです。
ステークホルダーの利害の尊重:様々なステークホルダー(その組織と利害関係を持つ個人やグループのこと)へ配慮して対応するということです。
法の支配の尊重:各国の法令を尊重し遵守することです。
国際行動規範の尊重:法律だけでなく、国際的に通用している規範を尊重することです。
人権の尊重:重要かつ普遍的である人権を尊重することです。

さらに、社会的責任を果たすために、次の7つの中核主題が設定されています。

① 組織統治

組織としての有効な意思決定の仕組みを持っているということです。
一人ひとりは、正しく判断し行動しているつもりでも、組織として、明確で透明性のある 意思決定がないと組織としての統治は十分とはいえません。
組織の社会的責任を実現していくうえでの基盤ともいえるものです。
具体的には、監査役や監事の選定、ステークホルダーや従業員とのコミュニケーションを 図り、説明責任と透明性を伴った意思決定・行動が求められます。

② 人権

すべての人は、平等に扱われ、自由に表現し、働き、食べ、医療・教育を受け、安全に生活していくための基本的な権利を持っています。
組織の活動が関係者に与える影響と、それらが人権侵害にあたらないかどうかの確認が 求められます。
具体的には、差別のない雇用の実施、不当な労働条件下での労働や児童労働の禁止、障碍者・高齢者など社会的弱者の雇用促進、人権教育の実施などがあります。

③ 労働慣行

組織はすべての労働者に対する平等な労働機会を確保し、公正かつ労働者の安全と健康に配慮した労働条件・労働環境を整備することが求められます。
具体的には、職場の安全環境の改善やワーク・ライフバランスの推進、人材育成などへの積極的な取り組みが望まれます。
法令を順守し最低限の義務を果たせばよいというだけでなく、従業員と話し合う場や仕組みを設け、よりよい仕組みを構築していくことが重要です。

④ 環境

いま社会は、天然資源の枯渇、汚染、気候変動、生態系の崩壊など様々な環境問題に直面しています。組織の規模にかかわらず、環境問題への取り組みが重要です。
省エネや再生紙の利用など身近なところからできることを実施しましょう。

⑤ 公正な事業環境

倫理的な行動基準の順守・促進はすべての公正な事業慣行の基礎です。
汚職防止、公正な競争、知的財産権など財産権の尊重といったことが挙げられます。
そのための教育や相談窓口の設置といった取り組みが求められます。

⑥ 消費者課題

提供する製品やサービスに責任をもち、製品・サービスが消費者に危害を及ぼさないようにすることが重要です。
消費者が正しく判断できるように、十分な情報提供、虚偽や隠ぺいをしない、消費者のリスクを最小限に抑えた安全な製品・サービスの提供、社会的・環境的に有益な製品・サービスの提供といったことが求められます。
そのため、品質マネジメントシステムの導入、個人情報保護マネジメントシステムの導入などに取り組むことが必要となります。

⑦ コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

社会的責任を果たすという観点から、組織は自らが属しているコミュニティ(町内会や商店街など)に積極的に参加し関与していくことによって、ともに発展していくことが重要です。

                      

持続可能な社会・環境の実現に向けて

ISO26000に関連して、持続可能な社会の実現に向けて世界が合意した「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」があります。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

企業の大小を問わず、これからはあらゆる組織が、このISO26000社会的責任とSDGsの実現に向けた活動をしていくことが重要となっています。

http://www.unic.or.jp/files/sdg_logo_ja_2.pdf

「その先にどんな世界が見えますか? ~あるシングルマザーの悩み~(2018/06/10)

あるシングルマザーからのご相談です。

「小学生の娘を抱えたシングルマザーです。
経済的に苦しいのでダブルワークを始めようかと思っていますが、娘との時間も大切にしたいのでどうしようか悩んでいます。

離婚を機に新しい会社に勤め始めましたが、フルタイム勤務にも関わらず、給与が低いので、預貯金を取り崩して生活している状態です。

勤務先は友人の紹介で入った会社で、仕事は一般事務です。
勤務先は自宅近くで、子どもの病気など何かあった時には時間的に配慮してもらっているなど働きやすい環境ではあるのですが、子どもの教育費などを考えると将来が心配です。

そこで、転職しようかとも思いましたが、小さな子どもを抱えての転職は難しいし、ダブルワークしようと考えています。

「娘が就寝した後の21;00~24:00頃までスーパーなどで、パート勤務を始めようかと思っています」
とのことでした。

「生活が苦しいのでダフルワークしてもいいですか」と社長に相談したところ、 「そんなに大変なのか・・・」と言われ、特に否定もされませんでした。

社長に詳しい事情を話してお願いしてみようとかとも思いましたが、友人の紹介でもあり、言い出せないでいるようです。

私は、この話を聴いていて、悪いスパイラルに入りつつあるのではないかと感じて、次のような問いかけをしてみました。

「今、最も大切にしたいことは何でしょう?」

「10年後の〇〇さんが、今の〇〇さんに声をかけるとしたら何て声をかけますか?」
「・・・」

子どもとの時間を大切にしたいけど、経済的にも厳しい・・・
頑張っているけど、どうにもならない。
他の人に頼りたくない、できれば一人で頑張りたい
・・・
辛い胸の内を語ってくれました。

「パート勤務をして、その先にどんな世界が待っていますか?」

パート勤務によって「得られるもの」と、「失われるもの」を考えてもらえました。
パート勤務をして一時的に収入は確保できるかもしれませんが、時間、健康・・・もしかしたら大切なものを失ってしまうかもしれません。

「他に選択肢は何か考えられませんか?」
「社長は〇〇さんにどうなってほしいと思っていると思いますか?」

などと、いろいろな質問をして考えて頂きました。

その結果、相談前は転職かダブルワークしか考えになかったようですが、会社に残って会社の成長に貢献する、会社にとってなくてはならない存在になることで給料アップにつなげるという選択肢があることに気づいたといいます。

悩んだり、迷ったりしたら遠くを見つめることです。
そして、
「私は本当にこれをやりたいのだろうか?」
「この結果どんな世界を望んでいるのだろうか?」
「自分も他人も心地よくいられるように、私ができることは何だろうか?」
と自問してみましょう。

2歳の子にコーチングしたら〇〇〇〇が治りました… ~理想の子育てコーチング7か条~(2018/06/05)

先日、コーチング講座に参加されている受講生の方から
「2歳の子にコーチングしたら、指しゃぶりが治りました・・・」
と言って喜んで報告してくれました。

2歳の子へのコーチング?体験というのは、私も初めてで、びっくりしてしまいました。

「指、美味しい?」
「保育園でもみんなやっているのかな~?」
と、赤ちゃんの顔をしっかり見て問いかけをしました。
すると赤ちゃんは、ちょっと怪訝な顔をして「指しゃぶり」を止めたといいます。

コーチングのスキルの一つに、問いかけ(質問)があります。
問いかけられて、赤ちゃんなりに何かを感じたのかもしれませんね。

コーチングには、子育てにも大切な考え方が多く含まれています。

理想の子どもに育てるコーチン7か条

1.安心の場をつくる(見守る)

子どもにとって大切なことは、安心の場をつくり出すことです。
子どもが自主的に挑戦しようとしていることを、後ろから支えてあげる、静かに見守ってあげることです。

子どもは何もできないのだから教えてあげなれければいけない、助けてあげなければいけない、と思って子どもの自主性を奪っていないかを振り返ってみましょう。

2.認める

安心感をつくり出し、見守っているというメッセージを具体的に伝える場合に有効なのが、「子どもの変化に気づいて、それを伝えること」です。
子どもは親に気づいてほしいのです。認めてもらいたいのです。

子どもも大人も同じです。
それによって、子どもは自分の成長を再認識し、自分にもできるんだという自己効力感が高まり、次なるチャレンジに意欲的に取り組むことが可能となります。

「認める」と「ほめる」は異なります。
「ほめる」とは、子どもの良い点や上げた成果を取り上げ、子どもを肯定的に評価し、それを伝えることです。それに対して、「認める」は、事実・存在をそのまま伝えることであり、評価を含みません。

子どもの存在そのものを認め、子どもが成長した事実をそのまま認めることです。
最近、スマホの普及に伴い、子どもが話しかけているにもかかわらず、スマホに夢中になっている親の姿を目にすることが多くなりました。
こんな光景を見ると、とても危惧してしまいます。

子どもも大人も私たちは、皆、人から認められたいと思っています。
もっと「認める」ということを大事にしたいですね。

3.傾聴

子どもが何を訴えようとしているのか、言葉だけでなく、心の声を聴くようにします。

4.受容

子どもの心の声をきちんと受け止めてあげることです。
否定や肯定もせず、どんなボールが飛んできてもきちんと受け止めてあげましょう。

子どもの声を最後まで聞かずに、途中で口をはさみ、
「駄目でしょう、そんなことしちゃ!」と頭ごなしに決めつけてしまったりしていませんか?

受容とは、子どもの言葉や感情などを自分の価値観で批判や評価をせず、そのまま、ありのまま受け止めることです。

5.共感

共感とは、子どもの心の基準で子どもの言葉を理解するように聴くことです。
大切なことは、親が理解したと思うことではなく、子どもが理解されていると感じることです。

6.質問

次のような問いかけをする習慣をつくりましょう。
「本当はどうしたい?」
「何があったからできなかったんだろう?」
「それができたら、そこから何が得られる?」

ただし、Whyはあまり使わないようにします。
「なぜやらないの?」「なぜできないの?」と言われると、子どもは責められていると思って、ますます萎縮してしまいます。
Why(なぜ)を使わずに、「何があったからできなかったんだろう?」
というように、「What(何が)」や「How(どのように)」に言い換えるようにするのがポイントです。

7.Iメッセージ

ほめるときも、叱るときも、次のように「I(私は)」を主語にして言うようにします。

(例)
「いい点とったね~よくやったわ」と言うより、
→「(私は)あなたが頑張っていたのを知っているから、
この結果がとても誇らしいと思うわ」

「なんでこんな点をとってきたの、勉強しないでゲームばかりしているからでしょう」
→「お母さんは信じていたから、こんな結果になってとても残念だわ」

AI(人工知能)やロボットの登場により、未来を生きる子供たちは、これまでと異なるヒューマンスキルが求められます。
それは人間にしかできないこと、想像力やコミュニケーション力です。

叱ってしつける子育てから、親の問いかけで子どもが自分で考える子育てへ

コーチングを是非取り入れることをお奨めします。

コーチングが生み出すトランスフォーメーション思考~自分を知ることは意外と難しい~(2018/05/29)

先日、養命酒製造株式会社で「コーチングが生み出すトランスフォーメーション思考」 というテーマで講演をさせて頂きました。

「成人発達理論とコーチング」という観点からトランフォーメーション思考について考えてみました。

トランスフォーメーションとは、改革とか変容などと訳されています。

養命酒製造株式会社は、400年以上にわたり「養命酒」を作り続けている老舗です。
老舗企業として永く続いている企業に共通しているのは、守るべきものは守りつつ、時代の変化に合わせて進化し続けていることです。
養命酒製造株式会社も新たな取り組みに挑戦し続けています。

企業や組織に陥りがちなのが、いつの間にか現状維持や守りに入ってしまい、変化への適応が遅れてしまうことです。

創造や変革は、これまでとは異なる未来を創り出すことです。

「どうなりたいか」という未来のビジョンを創るには、「何をやりたいか」という自分自身の価値観を理解していることが必要です。

「やりたい」と思っていることが、実は周囲の人や組織から言われて「やるべきこと」を自分の「やりたいこと」と勘違いしていることがないでしょうか。
自分の価値観だと思っているものが、自分以外の価値観であることも少なくありません。

価値観とは「何を大切にするか」という選択の基準です。
価値観を生み出す代表的な要因は、個人の内的動機です。動機とは、何かの行動を起こす際の要因であり、内的動機とはその要因が心の内面に、無意識のうちに存在するものです。

ところが価値観は外側からの影響を受けて生まれる場合もあります。
ビジネスの世界で、特に強い影響を及ぼすのは、所属する会社や組織の価値観です。
オーナー企業の場合は、特にオーナー経営者個人の価値観に大きく影響されます。
あるいは、会社において長年、形成されてきた企業風土や組織の規範といったものに影響されることもあります。
さらに人事評価制度も個人の価値観に大きな影響を与えます。

組織には共有の価値観が必要です。
共有された価値観があるからこそ、同じ方向を向いて頑張ることができます。

自分軸の欠如に陥っていないか

しかしながら、人は無意識のうちに外部から影響された価値観に従ってしまうことがあります。自分の価値観の拠り所を外部に置いてしまうと、外部の基準が変わった時に、自分も変わることを強いられます。
戦争や大きな災害、病気などを境に「価値観が変わった」と言う人がいますが、このような外部の変化が激しいほど、その変化に翻弄されることになってしまいます。

企業の中でも見られます。若い頃はとても評価が高く、出世の先頭を走っていたにも関わらず、組織の責任ある立場に就くと力を発揮できなくなってしまう人がいます。
その原因の多くは、自分の軸をしっかり持っていないことにあります。
目指すべき目標を与えられれば力を発揮しますが、自ら創造することができないからです。

創造性の欠如に陥っていないか

こうした無意識のうちに外部の価値観に従うことのもう一つの問題点は、創造性を欠如させてしまうことです。
組織の価値観が強固であればあるほど、メンバーの思考や行動は同質化してしまいます。
「大企業病」と言われるような組織の硬直化がまさにこれです。
価値観が同質化した組織は、多様な環境変化に適応できない恐れがあります。

自分の価値観に従って選択を行うことは、責任感と勇気のいることです。
外部の価値観に翻弄されないためには、自分の真の価値観を理解し、信念や信条を持つことが不可欠です。

自分の価値観や自分自身を理解するうえで、力になるのがコーチやコーチングの存在です。
コーチからの働きかけによって自分一人では気づけなかったことに気づくことができます。

コーチングセッション体験会(ランチ付き)「自分ビジネスを確立したい女性のためのライフチェンジ」開催のお知らせ(2018/05/16)

「自分ビジネスを確立したい女性のためのライフチェンジ」
~あなたの可能性の扉を拓きます~
コーチングセッション体験会(ランチ付き)

人生に新しいステージが現れる。
「教育→仕事→引退」という3ステージの生き方が当たり前だった時代は終わりを迎える。
選択肢を決めずに幅広い針路を検討する「エクスプローラー(探検者)」のステージを経験する人が出てくるだろう。
自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)のステージを生きる人もいるだろう。
さまざまな仕事や活動に同時並行で携わる「ポートフォリオ・ワーカー」のステージを実践する人もいるかもしれない。
(アンドリュー・スコット著『LIFE SHIFT』より)

癒しと感動の「アールグラージュ」鑑賞とコーチングセッション体験を通じ、素敵な仲間と共に新しい生き方について考えてみませんか?

イベント名「自分ビジネスを確立したい女性のためのライフチェンジ」
~あなたの可能性の扉を拓きます~
コーチングセッション体験会(ランチ付き)
日時2018年6月26日(火)11:00~13:30
2018年7月6日(金)11:00~13:30
2018年7月21日(土)11:00~13:30
内容11:00~11:10 「アールグラージュ」鑑賞
11:10~12:45 プロコーチによるグループ・コーチング
12:45~13:30 ランチ
対象者自分ビジネスの確立など新しい生き方を考えている女性
定員6名(女性限定)
会場東京都新宿区若葉1-16-15
Comfort四谷若葉 201 ㈱コーチビジネス研究所 四谷サロン
(四谷駅赤坂口より徒歩5分、迎賓館近く、学習院初等科裏)
主宰起業プロデューサー 小川 めぐみ
中小企業診断士/国際コーチ連盟認定コーチ(PCC) 五十嵐 久
会費3,000円(ランチ付)
五十嵐 久著「コーチング・ビジネスのすすめ」進呈
参加申し込みお名前、メールアドレス、電話番号を明記のうえ、下記アドレスまでお申し込みください。
info@coaching-labo.co.jp
コーチビジネス研究所 五十嵐 久

参加お申込みフォーム

日程 2018年6月26日(火)11:00~13:302018年7月6日(金)11:00~13:302018年7月21日(土)11:00~13:30
お名前 (必須)
メールアドレス (必須)
電話番号

プレママ&ママ応援イベントを開催します!!(2018/05/14)

プレママ&ママ応援イベント

江戸で最古の人形の老舗「吉徳大光」浅草橋本店で、「プレママ&ママ応援イベント」を開催します。

「子育ての不安や悩みを相談したい」「もっと元気になりたい」「もっとキレイでいたい」「何かを学びたい」と思っているママやこれからママになる方のために様々な学びや相談の場など楽しい催しを用意してお待ちしています。

ご来場頂いた方には、素敵な吉徳オリジナルグッズを差し上げます。
また「ダース・ベイダー」の前での写真撮影もできます。

皆さまのご来場をお待ちしています。

お申込みはこちらから
https://www.kokuchpro.com/event/8cbb2b861a61bcacef0b454a607dea26/285047/

「コーチング」に関する意識調査を実施(2018/04/28)

2018年4月1日~4月27日、20歳以上の男女を対象に「コーチング」に関するアンケート調査を実施しました。
3,285人から回答を頂き、結果は次のとおりでした。

SUMMARY

  • 人生で何を実現したいのか、そのために何が必要かを聞いてくれる人が今の自分に必要 19.8%
  • あなたの話す言葉だけでなく、それらの言葉の背後にあるものまでも聴き取ってくれるような人がいたとしたら、その人に対する信頼感が増す 20.58%
  • 夢や目標に向かって着実に進んでいけるよう、定期的に進捗状況を確認してくれる人が周りにいたとしたら、夢の実現や目標達成により早く近づきそうだ 19.91%
  • どんなことを大切にし、どんな時にやる気になって、どんなことに情熱を感じているのか、好奇心を持ってくれる人がいたとしたら、やる気が増す 21.04%
  • 人生において実現したいことに対して、時に強い決意を 持って臨んでくれる人がいたとしたら、心強く感じる 21.28%
  • 価値観や存在意義を理解し、それらに正直に生きられるよう支援してくれる人がいてくれたら、認められて、やる気が増す 21.77%
  • 評価したり、批判したりすることなく聴き入れ、感情を含めてありのままのすべてを受け入れてくれる人がいたとしたら、心の安定につながる 22.31%
  • 自己制限的な思考から解放し、いつも新しい可能性やアイデアをあなたの中から喚起してくれる人がいたとしたら、可能性が広がる気がする 23.07%

回答 回答数 割合
 20代+男性 134 4.45%
 30代+男性 294 9.76%
 40代+男性 528 17.52%
 50代+男性 573 19.02%
 60代~+男性 596 19.78%
 20代+女性 137 4.55%
 30代+女性 278 9.23%
 40代+女性 215 7.14%
 50代+女性 127 4.22%
 60代~+女性 131 4.35%

回答 回答数 割合
 会社員 1,151 38.20%
 会社経営・役員 96 3.19%
 自営業 235 7.80%
 専門職 84 2.79%
 公務員 123 4.08%
 学生 43 1.43%
 専業主婦・主夫 307 10.19%
 パート・アルバイト 277 9.19%
 無職・その他 697 23.13%

回答 回答数 割合
 今の自分に必要である 591 19.62%
 今の自分には必要ない 2,422 80.38%

回答 回答数 割合
 その人に対する信頼感が増す 614 20.38%
 特に変わらないと思う 2,399 79.62%

回答 回答数 割合
 夢の実現や目標達成により早く近づきそうだ 591 19.62%
 特に変わらないと思う 2,422 80.38%

回答 回答数 割合
 やる気が増す 622 20.64%
 特に変わらないと思う 2,391 79.36%

回答 回答数 割合
 心強く感じる 634 21.04%
 特に変わらないと思う 2,379 78.96%

回答 回答数 割合
 認められて、やる気が増す 647 21.47%
 特に変わらないと思う 2,366 78.53%

回答 回答数 割合
 心の安定につながる 669 22.20%
 特に変わらないと思う 2,344 77.80%

調査概要

調査主体 株式会社クリエイティブジャパン
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 20~60歳代男女
回答者  3,282人
調査期間 2018年3月7日~3月31日

「サラリーマン」ならぬ「フラリーマン?」 企業は残業代削減で社員の自分磨き(自己啓発)支援を!(2018/04/27)

「働き方改革で早く退社できるようになったのに真っすぐ家庭に帰らず、フラフラと街で時間をつぷす“フラリーマン”が話題です。アサヒ飲料の調査では会社員の7割が早く帰れるようになったものの、1割はフラリーマン化しているそうです。

政府は今月、働き方改革法案を閣議決定しました。法案通り可決・成立すると、どんな理由があろうとも残業は年720時間が上限になります。

浮いた残業代をどうするのか。一部企業では次のような取り組みをされているようです。

2013年度に働き方改革を始めたSCSK㈱は、残業削減の実績に応じて賞与として還元し、1人当たりの平均月間残業時間は08年度35時間から17年度16時間へと半減したといいます。

オリックスは今年6月に国内の主要グループ会社14社で「自分磨き制度」を新設。浮いた残業代を原資に全社員に福利厚生ポイントを年6万円分支給するといいます。

はるやまホールディングスは昨年4月から残業ゼロを実現した社員に“NO残業手当“を月1万5千円支給。昨年度上半期の実績で1人当たり残業時間が前年同期比で15%減ったといいます。」(2018年4月23日日本経済新聞より)

 

平成28年度厚生労働省「能力開発基本調査」によると、
教育訓練に支出した費用の労働者一人当たり平均額(費用を支出している企業の平 均額。以下同じ。)を見ると、OFF-JTは2.1万円(平成27年度調査(以下「前回」 という。)1.7万円)と前回より増加したが、自己啓発支援は0.5万円(前回0.6万円) と、前回より減少しています。

正社員に対する重視する教育訓練については、「OJT」を重視する又はそれに近 いとする企業は74.6%(前回74.0%)とほぼ横ばいとなっており、「OFF-JT」を 重視する又はそれに近いとする企業は24.1%(前回25.2%)で、やや減少しています。

正社員に対する過去3年間(平成25年度~平成27年度)のOFF-JTに支出した 費用の実績は、「増減なし」とする企業が35.2%、「増加した」とする企業は24.8%でした。 同様に自己啓発支援に企業が支出した費用の実績については、「増減なし」とする企 業は28.6%、「増加した」とする企業は11.7%でした。

「今後3年間」の見込みと「過去3年間」の実績を比較すると、OFF-JT、自己啓発支援ともに、今後3年間は「増加予定」とする企業割合が高くなり、OFF-JTでは37.4%、自己啓発支援では30.1%となっています。
また、OFF-JTに関しては、「今後3年間」の見込みについて「実施しない予定」 とする企業が22.2%でした。

終身雇用制の揺らぎやコスト削減もあり、企業は教育訓練費を抑制する傾向にありましたが、「働き方改革」や人手不足によって最近また人材投資へと向かう動きがみられるようです。

働き方改革は、経営者も社員も一人一人が意識を変えることでもあります。
自分磨きに投資するフラリーマンが増えることは、組織にも新しい風をもたらすことにつながると確信します。

弊社では、今年度から株式会社ベネフィット・ワンと業務提携を致しました。
会員の皆様は、下記「ベネフィットステーション」から、通常価格の20%割引で、スマホで学ぶ「1日3分で学ぶコーチング入門講座」を受講できます。ご活用ください。

https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/srch/menuPrticSrchRslt.faces?menuNo=631517

コーチビジネス研究所のサービスラインナップ

コーチビジネス研究所のパートナーコーチ CBL登録コーチ一覧
  • 1日3分で学ぶコーチング入門講座
  • コーチング・ビジネスのすすめ: 女性に最適! ゼロから始める夢資格
  • TCAコーチングカレッジ【コーチング資格取得コース3期】