自己認識は、自分が描く未来を形にする(2017/05/13)

「自己認識」とは、「自分を認識する」ことですが、

あなたは自分が何者であるかを常に意識して生活してはいないのではないかと思います。

 

「自己認識」は、「自意識」とは違う概念です。

自意識も外界と自分との違いを意識することですが、

どちらかといえば主観的に自己の内側に対して内省的に働きかける意識のことです。

簡単に言えば、「自分がこんな失敗をしたら、他人から笑われるのではないか」という意識です。

 

「自己認識」も自己と他者との違いを認識することですが、

自己認識は、他者という客観的な存在を認識したうえで

「自分がここに存在する」ことを知る・認めることになります。

つまり、自分の主観的な考えを通して他者と自己を意識するのではなく

他者という客観的な視点を通して「自分」を確かな存在として認めることになります。

 

自己認識は自己実現に必須 

自意識は、主観的要素が強く、あくまで自分が中心です。

この場合、どうしても自分の「考え」「思考」の偏りが影響しやすく、

他者に自分の考えを押し付けたり、

他者との違いを「自分」への非難や同調としてとらえたりする可能性が高まります。

「自分が他者と比較してどうか」という視点を持つことは、

自分という「同一性」が揺らぐことにもつがなります。

 

そのため、起業をするときや、組織を統括するような立場に立つとき、

自意識だけで行動することは、

「社員にどう思われるか」「顧客にどう思われるか」の視点に立ちすぎ、

自分として何がしたいのかが見えにくくなります。

その結果として、周囲との協働や協調が失われ、孤立してしまうこともあります。

 

「他者」の見方や関わり方の違いを通して、

「自分はどうなのか」「何をしたいのか」を考え自分を認識することは、

より客観的に目標達成のための方法を見つけ出すことにつながり、自己実現が可能になるのです。

 

■変化する自己認識

自意識は、自分の内側に主観的に働く意識のため、その傾向はあまり変わりません。

人と比べて罪悪感が強い、羞恥心が強いなどは、

年齢や経験によって緩和されても傾向は変わらないものです。

 

一方、自己認識は、「他者」と「自己」の関わりによって認識されるため、

自分の役割や立場、そして「他者」の変化によって変化するものです。

 

よく、役職が付いた時、「変わったね」と、

良くも悪くも周囲から評価されることがありますよね。

その他者からの評価を通して、「自分はこんな面もあったのか」と認識し、

さらに自分の能力を発揮するにはどうすべきかと自分が考えることができれば、

自己認識力を高めることになります。

他者評価を通して、知らなかった自分の一面を認め、

同一性をもった自分と認めることができたのです。

 

ところが、「変わったね」という評価を受け止められない場合には、

他者から見える自分の一面を見ないことになり、自己同一性にずれが生じることになります。

その場合には、自分を成長させる可能性を含む客観的視点を排除することになり、

周囲の変化についていけない自分になる可能性が高まります。

 

もし、あなたが「こうありたい自分」や、「達成したい夢」がある時には、

常に変化する他人からの言動や行動などを客観的に受け止め、自分に問いかけることが大切です。

他者から見える自分と、自分が目指す姿にずれがあれば、

そのすれをいかに最小に抑え、自己実現を達成するのか、

それはあなた自身が行わなければならない作業です。

 

もし、何かに躓き「なりたい自分」「目標達成」が進まない時、

コーチンングを受けることで、効率よく自分を見つめなおすことができます。

コーチは、あなたが受け入れやすいフィードバックをくれるはずです。

 そのフィードバックを通して、自己認識を深め、

自己一致したあなたが描く未来を手に入れることができます。

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五十嵐久

淑徳大学「プロコーチ入門講座」講師

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「自分探し」の旅は、自分を知ることから始めよう(2017/04/30)

本当にやりたいことがわからない。

自分自身のことがわからない。

自分らしい生き方が何かわからない。

 

 他の人が仕事や人生を楽しんでいるのに比べ、自分は打ち込める何かが何もなかったり、

誰かに必要とされていなかったり、

つらいことがあって自分が信じていた足場が崩れそうになった時など、

自分自身がわからなくなることがあります。

 

そんな時、自分を変えたい、もっと違う自分があるはずだと、

自分探しの旅に出たくなると思います。

 

でも、自分探しの旅に出る前に、確認すべきポイントがあります。

 

■「私の人生は、こんなものじゃない」という思いを捨てる

 

自分探しをする人の中で、他の人の人生に自分を重ねてしまっている場合や、

ドラマや小説のヒロインやヒーローの人生が当たり前の人生だ、

などと思い込んでしまっている人がいます。

 

憧れの人のような人生や、周囲の恵まれた人の人生の一部を見て、

自分と比べた時に「こんなはずじゃない、もっと素敵な人生があるはずだ。」と考えてしまうと、

いくら自分探しの旅に出ても、自分らしい人生を見つけることはできません。

 

急にヘリコプターが舞い降りて、憧れの人の道まで運んでくれたとしても、

一歩降りたとたんに、道の感覚があまりに違いすぎ、立つことさえできないかもしれません。

憧れの人の人生は、あなたが見えなかっただけで、

ごつごつした岩の上を一歩一歩踏みしめながら作ってきた道かもしれないからです。

 

自分探しをする前に、他人と同じ人生を自分と重ねていないかを自分に問いかけてみましょう。

他人の軸に自分を重ねたままでは、自分を見つけることができないまま時間だけが

過ぎてしまうことになります。

 

■過去の自分を見つめる

 

思いもよらないつらいことが起きた時、自分自身が揺らぐことがあります。

自分が見えなくなり、自分を再構築するために自分探しを始めることもあります。

 

そんな時、自分が立っている足場がぐらついていても、もっと下の土台がしっかりしていれば、

足場の補強だけで自分を取り戻すことができます。

 

自分が今までどう生きてきたのか、自分が大切にしていたものや好きだったものは何かを

思い出すことで、自分の中にある“ワクワク感”がよみがえることもあります。

 

時には、過去を思い出し、苦しくなることもあるかもしれません。

過去は今のあなたを作ってくれた礎です。

「こんな過去は認めない」と思うことが、

実は自分自身を苦しめている原因になっていることさえあります。

 

「良い、悪い」というジャッジを抜きにして、今まで過ごした時間を繰り返し、

自分がどんな生き方をしていたのかを受け入れることが、

自分探しの旅に出るときには大切になります。

 

■なりたい自分を見失わない

 

自分探しの旅は、自分を知ったうえで、自分らしい未来の自分を作りだす作業になります。

今の自分に足りないことを見つけ、何かを補ために「憧れの人のようになりたい」を

目指すのであれば、なりたい自分が具体的になります。

ここでのポイントは、憧れの人になるのではなく、

憧れの人のように生きるために自分ができること、すべきことを見つけることです。

 

ロールモデルになる人がいないこともあると思います。

そんな時は、漠然とでも「こんな自分になりたい」という目標を定めることが大切です。

道標がないまま、自分探しに出かけても、

道に迷いもっと自分の居場所が分からなくなることさえあります。

 

なりたい自分が見つからないという人もいると思います。

自分が無理をしないで安定していられる場所を探すことを目的にする

ことはできるのではないでしょうか。

安心していられる場所と、信頼できる人とめぐり逢うことが、

自分自身を安定させる足場づくりの第一歩だからです。

足場が整ったところで、自分が何をしたいのか、何を目指しているのか

の自分探しの旅に出ても遅くはないのです。

 

■未来は、今の積み重ね

 

そして最後にお伝えしたいことは、未来は今の積み重ねということです。

なりたい自分になるために自分探しをする前に、

今の自分の立ち位置を、しっかりと見つめてみることが大切です。

 

あなたをあなた以上に理解している相手がいるかもしれません。

あなたが自分を探す旅に出ることを応援してくれる家族や友人もいるでしょう。

あなたの中にある知識や技術が、自分探しの旅に役立つことあるはずです。

 

今のあなたの手の中にあるものを、しっかりと感じること、

そのことも自分探しを始める前に確認すべきポイントです。

 

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自己一致は、理想の自分になるための必要条件(2017/04/26)

■表面だけの魅力はいつか剥がれる

こんな企業に勤めたいと思う理由の一つに、まずはその外見が魅力的であることです。

例えば、東証一部上場企業、100年以上続く老舗、TVなどでも取り上げられている急成長企業、

研修や福利厚生が良いなど、「安定」「成長」「安全」が視覚的に見えるものに人は魅力を持ちます。

しかしながら、その表面がメッキであった場合、期待値が高い分だけ、

それに惹かれて集まった人の落胆は大きいものです。

 

これは、実は、人にも言えることで、表面上は立派なことを話していた人が、

裏では人を罵倒したり嘘をついたりする人だったとします。

外面と内面のギャップが大きいほど、周囲の人はその人に不安を感じ、

それがいつしか不信へと発展し、関係性が修復できないほど溝ができる可能性があります。

 

特に人を統括する立場にある人や、人材育成を担当する役割を担う人は、

表面と内面を一致させる「自己一致」が大切で、人を引き付ける力を外見だけでなく

内面からも磨くことが求められます。

 

■自己一致は、自分の心のブロックを外すこと

あるクリニック経営者に、第一印象や講演会では、「一緒に働きたい」「素晴らしい」

といわれる人がいます。しかしながら、実際にその人と働く人は長続きせず、なぜか

徐々に離れていってしまうのです。

 

では、どうして人が離れてしまうのか。

表では理想の「あるべき姿」を掲げ、その理想に賛同した人が「働きたい」と彼の元に来ます。

ところが、徐々にその経営者の「一緒に働くなら理解しろ」的な甘えや傲慢さ、

そしてお金に関する汚さなどが見えてしまい、一緒に働くことに嫌気がさしてしまう

ということでした。

 

誰もが、仕事を維持するために、資金を得ることは大切であり、

きれい事だけで経営は成り立たないことも理解しています。

そのため、一緒に働く人も、経営者がお金に細かいことに対しては「口うるさい」とは感じても

「信じられない」とまでは考えません。

しかしにがら、「言われるまでお金を払わない」「小さな嘘をつく」などの現実を見せられた時、

経営者の「自己不一致」に気付き「ついていけない」と感じるのです。

 

この経営者は「本当はお金を稼ぎたい」と思っているのですが、

「お金のことを口にするのは恰好悪い」「人に太っ腹と見られたい」というブロックが邪魔をして、

表面では「弱い人からお金を取るのは悪」と口にしています。

たぶん表面の言葉も、経営者のありたい姿ではあります。

ところが、それは「本当はお金を稼ぎたい」希望がかなったうえでの理想の姿でしかない

ことに経営者は気が付いていないのです。

 

実はその経営者と働く部下や仲間達は、そのことに気が付いています。

気が付いていないのは経営者自身。だからこそ理想を語り続けることが、

周囲の人からは次第に“薄っぺらな人間”に見えてしまい、

信頼も信用もできなくなり彼のもとを去っていくのです。

 

人の上に立つ、人をまとめる立場になる人は、理想を口にする前に、

自分の内面にあるブロックを知らなければ、表と内面のギャップが大きくなるばかりで、

あなたが描く未来の夢は実現不可能になってしまうのです。

 

■コーチングは理想の自分に自己一致させる力がある

自己一致は、「あるべき姿」と「あるがままの自分」が同じであればあるほど安定した

精神状態となり、人に安心を与えます。

 自己一致させるためには、自分の強みや長所だけでなく、自分の弱みや短所、

考え方の癖や価値観、劣等感や罪悪感などにも目を向けていくことが必要です。

 

一個人であれば、「これが私である」と認識するだけでも大切なことです。

自分を受け止め、受け入れることができるだけでも、人は十分生きやすくなります。

しかしながら、指導的な立場にある人には、さらに

「なりたい自分」「あるべき姿」の自分と一致させる必要があります。

 

自分の中にあるブロックを理解し、「なりたい自分」「あるべき姿」に自己を一致させる

プロセスは、一人で内省を行いながらできる作業です。

ですが、それは時間がかかり、先ほどの経営者の方のように「自分の問題に気が付けない」

こともあります。これでは時間の無駄になりますよね。

 

コーチングは、「なりたい自分」「あるべき姿」と現状のギャップの原因を見つけ、

最速で短期間で自分の理想に近づくための方法です。

いつも同じことで躓く、周囲の人が次第に離れていくときは、コーチングを通して、

自分を見つめ直してみませんか?

あなたの内面からあふれ出る魅力が人を魅了し、夢の実現に大きく近づくことができるように

なるはずです。

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自己理解は、自分らしさを知ること(2017/04/23)

「自分のことは自分が一番よく判っている」と言い切る人、

「自分のことがよく判らない」と考えている人、

両方の見方ができる「自分」。

そして、その両方の見方も正解であり不正解でもある摩訶不思議な存在の「自分」概念。

そんな自分を知る、「自己理解」について、今回は話を進めていきます。

 

■自分の顔は直接触れることはできても、見ることはできない

「自分のことは自分がよく判る」と思う部分を顔で表現するとしたら、

自分の手で触れることで、肌の感触や凹凸を理解することは、

他人よりも自分自身が一番理解できる直接的な感覚です。

 

しかしながら、直接目で顔を見ることは難しく、

視界に入るとしても鼻の一部分だけで、

「鏡」や何かに映った自分を客観的視点で理解していることになります。

 

つまり、自分の外見を理解することさえも、

何かを通して客観的に見なければならない部分があるということです。

もっと複雑な自分の内面を見ることは、自分を知る方法をきちんと知っておかなければ、

全体を見渡すことも、内側を理解することも、輪郭がぼやけてしまうことにつながるのです。

 

■自分から見える自分と、他人から見える自分は違う 

例えば、同じ風景を数人で見ていたとしても、自分が意識して見ている部分と、

他の人が見ている部分が違うことは、経験したことがあると思います。

 

例えば、同じ場所を写生しても、一人として同じ色や形で絵を書くことはまずありません。

それは、自分が気になる色や形、空間が、一人ひとり違うからです。

一人ひとりが、自分の感覚のフィルターを通して、同じ場所を見ているのです。

 

それは、人間関係でも同じことで、すごく礼儀を重んずる人から見たあなたは、

「落ち着きがない」と見えるかもしれませんが、

ルールよりも自由を大切にした人から見れば、「活発で行動的」と見えるかもしれません。

このように、同じあなたを見る他人のフィルターは、

相手の価値観や考え方によって大きく変わるものなのです。

 

他人からみた「自分」を否定することや、

逆に気にしすぎて「自分が判らない」になってしまう必要はなく、

あなたという風景を見ているフィルターの違いだけの話です。

他のフィルターを通した時「そう見える自分もある」ことを受け止めることが、

自己理解を深める一歩になるのです。

 

■自己理解は自分らしさにつながる

自己理解を深めるには、自分の気質や性格だけでなく、

道徳観や価値観、育った環境や風土、行動や態度などのパターンを知ることが必要になります。

 

例えば、関西と関東では味付けもせっかちさも違うように、

人には育った環境によっても価値観や大切なものが変わってきます。

それは、関東が悪い、関西が悪いといったジャッジではなく、土地柄であり環境です。

 

自己理解を深める時にジャッジは必要なく、自分は何に対して怒ったり喜んだりするのか、

大切にしているものは何か、ストレスがかかった時にどんな行動をとっているのか

を考え整理していきます。

 

自分では顔の全体を見ることができないように、

自己理解を深めるためには他人のフィードバッグが必要です。

自分はこう感じているけれど、人からはどう見えているのかを評価することなく

違うフィルターを通して教えてもらうのです。

 

また、他人との違いを知ることも、自己理解につながります。

自分が見ている風景と、相手の見ている風景を重ねることで全体像に近づくように、

相手になくて自分にあるもの、その逆の場合があることを理解し、

互いを否定せずに受け止めることで、「自分らしさ」を明確にすることができるのです。

 

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わがままではない、「あるがまま」の自分(2017/04/19)

■わがままではない、「あるがまま」の自分 

あるがままの意味は、「ありのまま、実際にある、そのままの状態」のことです。

「あるがままの自分」とは、「ありのままの自分」とも言い換えることができます。

それでは、「あるがままの自分」「ありのままの自分」の自分とは、

どのような自分なのでしょうか。

 

禅の世界での「あるがまま」という意味は、

「自分の思いや枠をなくした上で、見えてくる自然な状態」を指すそうです。

それは、自分が無意識に行っている「べき思考」や「決めつけ」などの

自分枠の中に世界をはめ込むのではなく、目に見え、耳に聞こえ、心に感じた

そのものの状態を指すのではないかと考えます。

 

■あるがままとわがままの違い

あるがままにふるまうことを、時々、「自分の思うままにふるまう」こと

として勘違いしてしまうことがあります。

あるがままは、「そのものの状態」を指すのであって、

自分の価値観や枠というフィルターを通したものではありません。

 

例えば、自分の感情に素直にふるまうことは、

ただのあなたの感情を相手にぶつけているだけであり、

相手からは「わがまま」に見えてしまうことにもなりかねません。

それは、あなたが感情をぶつけることで相手をコントロールしようと

相手から見えてしまうからです。

 

相手に自分を理解してもらうことは、

相手を自分の感情でコントロールすることではなく、

自分の中にある様々な価値観や思考の癖があることを自覚したうえで、

表裏のない自分を伝えていく必要があるのです。

裏表のない自分を見せることで、相手もあなたを理解し、

あなたの理解者への変わっていくのです。

あるがままの自分とは、「私はこうなの!」という

自分自身の決めつけを外し、自然体でいられる自分になることなのです。

 

■あるがままの自分になるには 

あるがままの自分になるためには、自分がどんな感情や考えを

持ちやすいのかを知る必要があります。

例えば、同僚から何か嫌なことを言われたとき、

あなたの心にはいくつもの感情が浮かんでいるはずです。

嫌なことを言われた事実に対し、あなたの心の中には

「不愉快」「理不尽」といった気持ちと同時に、

「自分が何かしたのだろうか」いう不安な気持ちや

「虫の居所が悪かったのかも」という考えもあるのではないでしょうか。

そのすべてが、あなたの心の中の「あるがまま」です。

けれど、その感情を「いけないことだ」「不愉快だけど嫌われたくないから我慢しよう」と

押さえつけ、気が付かないふりをしてしまうために、

自分にうそをついたようで苦しく感じたり、

自分にこんな思いをさせる相手を許せなくなったりするのです。

 

自分の中に浮かんだ様々な感情のすべてを自覚し、

自分のありのままを受け入れることで、

相手の態度に対し自分がどうすればよいのかが見えてきます。

時には、相手に抗議したいと考えるかもしれませんし、

相手の嫌味に反応しないでスルーする対処法をとるかもしれません。

 

大切なのは、自分の中に浮かんだすべての気持ちや思いを、

無理に押さえつけないことです。

自分の中にある良い面も悪い面もすべて受け入れ、

自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを考えることで、

「あるがままの自分」を相手に見せられるようになり、

周囲の人も裏表のないあなたを理解するようになるのです。

 

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今ここに注意を向け、今の自分に気づくマインドフルネス(2017/04/17)

■マインドフルネスの語源と意味

Googleをはじめ、色々な研修やストレス軽減法として脚光を浴びている

「マインドフルネス」ですが、その語源は仏教用語の「サティ」の英訳だと言われています。

 

「サティ」というとオウム真理教事件が思い起こされる方にとっては、

印象が悪い言葉かもしれませんが、「サティ」は「気づき」とか「念」のこと。

つまり、「今」の「心」に気付くことが、「マインドフルネス」な状態だともいえるようです。

 

また、「mind」は「意識する、気を配る、心にとめる」ことであり、

ness」は、「性質や状態などを表す抽象名詞」です。

つまり、「mindfulness」は、「今まさに、気が付いている状態、意識していること」なのです。

 

■なぜ、「今に注意を向ける」のしょうか

あなたは、過去の経験や思い出に思いを馳せることや、

未来の不安や戸惑いに心を奪われることはありませんか?

 

人は、過去や未来のことに知らず知らずに意識を向けがちです。

過去の解決できない辛い気持ちに囚われ、

その気持ちが未来の不安につながってしまうことさえあります。

過去や不安に縛られ、「今」「この瞬間」を生きる自分に意識を向けにくいのです。

そのため、今、呼吸をしている自分、食べている自分、歩いている自分が無意識になり、

思考が過去や未来に囚われ分散し、確実に生きている今の自分が見えなくなるのです。

 

マインドフルネスは、「今、ここ」に心を置く=集中し、ありのままの自分に気付くことです。

つまり、「生きている自分の気持ち、身体の活動」に注意を向け、今を感じることです。

 

「今の自分」を意識できることで、過去や未来に囚われ不安定になっていた気持ちを

安定させることができますし、「あ、今こんなことが浮かんだ」「今、息を吐いた」

といった自分の今の変化に気が付くことで、自分に起こっている現象を客観視することができます。

 

過去の出来事に心が縛られていた自分が「今、息を吸う」、

未来の不安で押しつぶされそうになっていた自分が「今、筋肉を動かして息を吐き出している」のです。

今を意識し集中することが、確実に今を生き自分を感じ、自分を受け入れ、自分を信じることにつながります。

 

■マインドフルネス瞑想

マインドフルネスを身に付ける方法に、瞑想があります。

方法は、呼吸瞑想、歩く瞑想、食べる瞑想などが代表的です。

これは、仏教の瞑想法である「止観」にも通じる方法です。

瞑想の手順については割愛しますが、

自分の身体が「今、行っている動作」に意識を向け、瞑想中に他の情報-例えば、

過去の嫌な感覚や誰かの顔など―が頭に浮かんだとしても、

「浮かんだこと」事実を受け止め、

そのまままた自分の身体が「今、行っている動作」に意識を向け直します。

例えていうなら、漫画のコマワリのようなもので、

自分のセリフの吹き出しがあっても、

次のコマでは違う画面に変わっている感じのイメージです。

 

大切なことは、瞑想中に浮かんだ気持ちを否定も肯定もしないこと、

浮かんではいけないと考えないことです。

湧き出てくる心象風景や考えはそのままにして、

その画像や感情を追わないことが大切なのです。

 

その瞑想体験を繰り返すうちに、「今の自分」をありのままに受け止め、

気持ちの切り替えや集中力のアップにもつながり、

過去に囚われずに「今を生きる」自分を意識できるようになるのです。

 

心配ごとや気になることが多くて気持ちが集中できない、

過去の嫌な思いや未来の不安に囚われてしまいがちな時は、

マインフルネス瞑想を覚えて実践してみてはいかがでしょうか。

「なんだか、気持ちがすっきりした」感覚を得ることができるはずです。

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お知らせ

★一般社団法人東京コーチング協会コーチングカレッジ基礎コースを開講します。

http://tca.tokyo/college/foundation.html

★本を出版しました。

「コーチング・ビジネスのすすめ

–女性に最適!ゼロから始める夢資格–」

(合同フォレスト)

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五十嵐久

淑徳大学「プロコーチ入門講座」講師

GCS認定プロフェッショナルコーチ

中小企業診断士

産業カウンセラー、キャリアコンサルタント

一般社団法人東京コーチング協会 理事(創業者・前会長)

 

 

 

 

 

 

 

信じるとは?(2016/03/15)

社長への108の質問
社長は社員を信じることで、何をしていますか?」

世界が注目するカリスマ経営者がいます。

ブラジルで数々の会社を経営するCEOの
リカルド・セムラー氏です。

セムラー氏は、「(ほぼ)ルールのない会社経営
ということを実践しています。

今でこそ、ワーク・ライフ・バランスなど
というようなことが言われていますが、
セムラー氏は既に30年以上も前から取り組んできたと言います。

いつ出社してもいい、どんな格好をしてもいい、
上司に何を言ってもいい

社員に自分の給与を決めさせる

リーダーになるには、部下の承認が必要、
半年に一回、部下から匿名で評価をされます

なぜ本社が必要なのか?
これは経営者のエゴではないか、
自宅の近くでも、取引先の近くでも
自分の好きなところで働けばいい

社員の採用にあたっても、
面接の時点で一生この会社に尽くすなどと
考える必要はない。どんどんキャリアアップして
自分の好きなことにチャレンジすればいい。

社員が5,000人いた時でさえ、
人事部の社員はたった二人だけだったとのことです。

社員を厳しく管理するのではなく、むしろ管理しない
ことを基本にしています。

大切なことは、知恵を出す仕組みをつくること
頭でっかちになってはいけない、と言います。

社員が守るべき最低限の「サバイバル・マニュアル
があるだけです。
①全員が経営に参画する
②組織図をつくらない
③勤務時間は自分で決める

自分の働き方ができる、まさに究極の
ワーク・ライフ・バランスですね。

一人一人の知恵を最大限に引き出して、
質の高い仕事をすることが大切なことです。


こんな会社があったらあなたはどうですか?

社員は自分で自分を律することができないといけないので、
ある意味ではとても厳しいことかもしれません。

コーチングの基本的な考え方に「相手の可能性を信じる」
ということがありますが、
根底にあるのは社員を信じることですね

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◆一般社団法人東京コーチング協会 会員募集中です。
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コーチングの普及・促進を目的に起ち上げました。
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 (株)コーチビジネス研究所 代表取締役
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志と絆(2016/03/06)

社長への108の質問
「社長は、どんな志を持って経営していますか?」

あの東日本大震災から、もうすぐ5年になります。

『致知』本年4月号に、日本を美しくする会相談役の
鍵山秀三郎氏と志ネットワーク代表の上甲晃氏の対談が
掲載されており、上甲晃氏によると、
あのような大震災があった時に、立ち直りの早い人には
次のような共通点があるということを言っています。

「まず第一は、志のある人です。
ただ生活のためにパン屋をやっている人は、
補助金をもらえる間は再開しようと思わないのですが、
地域の役に立つためにパン屋をやっているという
志や使命感のある人は、一刻も早くパン屋を再開しないと
地域の人が困ってしまうと考えるので、立ち直りが早い。

もう一つ、孤独な人は立ち直りが遅いけれども、
強い絆で結ばれた仲間がいて、いろんな人が励ましに
来てくれるような人は立ち直りが早い。」

志と絆の二つが人生の危機管理における重要なポイント
だと言っています。


これに関連して、鍵山秀三郎氏も
次のような事例を紹介されています。

「東北でイエローハットの代理店を経営されている
ホットマンの伊藤社長は、震災で石巻のお店が全滅した時に、
大勢のお仲間が集まってあっという間に復旧しました。

ところがすぐ近くにあったライバル店は、
随分と復旧が遅れたようです。
津波に襲われた時、お客様を店内に残したまま
従業員が先に逃げてしまったことも、
地域社会の支持を失った原因となりました。」

まさに「志」と「絆」が
有無が明暗を分けたというお話です。

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想いの7段階(2016/02/25)

今朝起きたら、樹木に雪が積もっていました。
まさに三寒四温といった日が続いていますね。
DSC_3883[1]
この時期になると、故郷新潟から初めて
東京へ出てきた時のことを思い出します。


社長への108の質問
「社長がすべてを捨ててでも、
やってみたいことは何ですか?」

どのくらい「想い」が強いかで、できることは決まると言われます。
「想い」が強いと、困難を楽しむことができます。
「想い」が弱い時は、他人や環境に期待しています。

未来に具体的なイメージが浮かぶとワクワクしませんか?
何でもやってみたくなりますよね。

ボクシングで世界チャンピオンを目指している人にとって、
耐えられない苦痛はないと言われます。

世界チャンピオンになった時のイメージ、
光景が具体的に浮かんで、
ワクワクするからだと言います。

経営も同じですね。
自分は何のために起業、創業したのか?
その想いの強い人は成功しています。

社長は夢を1時間語ることができますか?
アメリカで実際に行った実験によると、
夢を詳細に1時間語ることができた人は、
必ずその通りになったと言います。


先日、福島正伸さんの講演会に参加したら、
「想い」には7段階あると言う話をされていました。

第一段階「誰かにやってほしい」

第二段階「楽にできるなら自分がやってもいい」

第三段階「楽でなくても確実な方法があればやりたい」

第四段階「楽でなくても、確実な方法がなくても、
なんとかできる方法を見つけ出してやってみたい」

第五段階「たとえ捨てるものが多少あってもやってみたい」

第六段階「すべてを捨ててもやってみたい」

第七段階「命をかけてもやってみたい」

第一段階では何も変わりません。
第五段階になって初めて、変革できるレベルになります。

歴史に名を遺すような人は、第七段階レベルの
強い「想い」のある人が多いようです。

私たちは無意識でいると昨日と同じことをしています。
その方が楽だからです。
起業・創業時の「想い」をもう一度思い出してみましょう。

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アントレプレナーズ・ネットワーク(EN)とは
経営者としての成長と事業の成長を実現する
次世代マーケティングのプラットフォームです。
会員相互の成長支援を目的とした組織です。

毎週水曜日早朝7:30〜9:30
埼玉県川口駅前で定例会の開催を開催しています。

現在一緒にやって頂ける仲間を募集中です。
あなたも参加して一緒に成長を目指しませんか?
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最後の晩餐(2016/02/21)

社長への108の質問
「社長の一番大事な仕事は何ですか?」

王将フードサービス社長の渡邊直人氏は、
従業員に対して、王将の餃子が最後の晩餐
になった次のような話しをよくすると言います。

「王将の餃子が大好きだったあるお客様が、
末期のがんで病床に臥せってしまいます。
お母様が、「何か食べたいものがあるか」
と聞いたら、「王将の餃子を食べたい」と。

すぐにうちの店から買ってきたけれども、
衰弱しきって体も動かせないので、
お母さんが抱きかかえて餃子を口に運んであげたら、
むしゃむしゃと噛んでゴクンと飲み込んだ。

「美味しいか?」と聞いたら、
息子さんは両目からツーッと涙を流して逝ってしまわれた。
うちの餃子が人生最後の食べ物になったわけです。

私は支店長会議でその話を引き合いに、
「君たちは、いつも最高の餃子をお出ししているか?」
と問うんです。

焦げたり、生焼けだったり、
そんなしょうもない餃子をお出しして、
それがお客様の人生最後の食べ物になってしまってはならないんだと。

人生って長いようだけど、この一瞬一瞬は二度と戻ってこない
だから「一個の餃子に一個の魂」。
一個一個を大切にしていかなければいけないんだ
と言い続けているんです。
(『致知』2016年3月号より)

日常の仕事の中に埋没していると、
時として、私たちは何のために仕事をしているのか、
分からなくなってしまうことがあります。

自分たちはただの餃子をつくっているんじゃない。
最後の晩餐に選ばれるような餃子をつくっているんだ。
それほど大事な仕事に取り組んでいるんだという
使命感を持たせることが大切です。

社員一人ひとりに使命感を持たせて、
能動的に働く組織をつくることは、
社長の一番大事な仕事です。

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