自己認識は、自分が描く未来を形にする(2017/05/13)

「自己認識」とは、「自分を認識する」ことですが、あなたは自分が何者であるかを常に意識して生活してはいないのではないかと思います。

「自己認識」は、「自意識」とは違う概念です。自意識も外界と自分との違いを意識することですが、どちらかといえば主観的に自己の内側に対して内省的に働きかける意識のことです。
簡単に言えば、「自分がこんな失敗をしたら、他人から笑われるのではないか」という意識です。

「自己認識」も自己と他者との違いを認識することですが、自己認識は、他者という客観的な存在を認識したうえで「自分がここに存在する」ことを知る・認めることになります。
つまり、自分の主観的な考えを通して他者と自己を意識するのではなく他者という客観的な視点を通して「自分」を確かな存在として認めることになります。

自己認識は自己実現に必須

自意識は、主観的要素が強く、あくまで自分が中心です。 この場合、どうしても自分の「考え」「思考」の偏りが影響しやすく、他者に自分の考えを押し付けたり、他者との違いを「自分」への非難や同調としてとらえたりする可能性が高まります。
「自分が他者と比較してどうか」という視点を持つことは、自分という「同一性」が揺らぐことにもつがなります。

そのため、起業をするときや、組織を統括するような立場に立つとき、自意識だけで行動することは、「社員にどう思われるか」「顧客にどう思われるか」の視点に立ちすぎ、自分として何がしたいのかが見えにくくなります。
その結果として、周囲との協働や協調が失われ、孤立してしまうこともあります。

「他者」の見方や関わり方の違いを通して、「自分はどうなのか」「何をしたいのか」を考え自分を認識することは、より客観的に目標達成のための方法を見つけ出すことにつながり、自己実現が可能になるのです。

変化する自己認識

自意識は、自分の内側に主観的に働く意識のため、その傾向はあまり変わりません。
人と比べて罪悪感が強い、羞恥心が強いなどは、年齢や経験によって緩和されても傾向は変わらないものです。

一方、自己認識は、「他者」と「自己」の関わりによって認識されるため、自分の役割や立場、そして「他者」の変化によって変化するものです。

よく、役職が付いた時、「変わったね」と、良くも悪くも周囲から評価されることがありますよね。
その他者からの評価を通して、「自分はこんな面もあったのか」と認識し、さらに自分の能力を発揮するにはどうすべきかと自分が考えることができれば、自己認識力を高めることになります。
他者評価を通して、知らなかった自分の一面を認め、同一性をもった自分と認めることができたのです。

ところが、「変わったね」という評価を受け止められない場合には、他者から見える自分の一面を見ないことになり、自己同一性にずれが生じることになります。
その場合には、自分を成長させる可能性を含む客観的視点を排除することになり、周囲の変化についていけない自分になる可能性が高まります。

もし、あなたが「こうありたい自分」や、「達成したい夢」がある時には、常に変化する他人からの言動や行動などを客観的に受け止め、自分に問いかけることが大切です。
他者から見える自分と、自分が目指す姿にずれがあれば、そのすれをいかに最小に抑え、自己実現を達成するのか、それはあなた自身が行わなければならない作業です。

もし、何かに躓き「なりたい自分」「目標達成」が進まない時、コーチンングを受けることで、効率よく自分を見つめなおすことができます。
コーチは、あなたが受け入れやすいフィードバックをくれるはずです。
そのフィードバックを通して、自己認識を深め、自己一致したあなたが描く未来を手に入れることができます。

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